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思考力も記憶力もなくひたすらカンだけに頼った人生を送るMIKAのツメの甘すぎる日常生活

   
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先週半ばから再来週にかけてまたもN先生が海外旅行でお留守。(これがさいごですけ~という言葉はもう信じてない、っていうか聞く耳持ってない。 出発前に盛んにN先生は私にTwitterがどういうものか携帯でもできるのかって聞いてたけど、旅行先でマルタ島なうとでもつぶやきたいのだろうか・・・不毛だ。 Twitterなんてホント人生の無駄遣いだ)それに先週末雪が大量に降った後、昨日から結構気温が上がっているので、怪我と雪崩に巻き込まれるのを恐れてジュリーからお空の向こうもとい海の向こうのN先生から寄ってたかって私に今週末スノボに行くのはいかがなものかと窘める・・・ええい聞く耳持たんわ!
 
 
CA391628.JPGと、いうわけで今日もまたお山にやってまいりました。
でも山頂付近の急斜面では結構大規模な雪摺りがあちこちで起きてるのがリフトからも見えてやっぱさすがにやばいかもと思ったけどね・・・(クリック拡大できます)
 



CA391631.JPG小さな雪の塊が斜面で自然に転がって、雪をまきこんでバウムクーヘンみたいな形になったあと、バランスを崩して横に倒れた状態のものがあちこちに。(クリック拡大できます)
 


雪のバラ。
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ボブ・ディランという人は60~70年代に若かった人たちには物凄く思い入れのあるフォーク系シンガーソングライターらしいのだけど、ロック寄りで英語圏の人間でない80~90年代世代の私には、どんなに神といわれていてもブルース・スプリングスティーン同様イマいちピンとこない人ではある。
 
 
 
ディランと雪のグリニッジヴィレッジを歩く写真がアルバムジャケットに用いられ、ディラン伝説の一部として語られることの多い当時のガールフレンド、スージー・ロトロの自伝は、当時、世間やディランから、女の子としてロックスターのガールフレンドとして求められていた像と、自己表現への欲求とのギャップに悩んでいた彼女の、若すぎる赤裸々な感情が綴られていて興味深かった。 結局彼女は自分が表現者になることには失敗して、いまだにボブ・ディランの伝説の一部としてしか語られることがない。 そういった事を過去の勲章、昔取った杵柄、いい思い出として嬉々として語る元グルーピーは多いし、そっちの方が数段幸せそうだ。 でも彼女にはそれが出来ない矜持と自我がある。 彼女のそんなところに、かつてディランは惹かれたはずだったし、大勢の港々の女たちとは別格と位置づけしていたのは確かなのだけど・・・
 
 

話はディランに戻る。 ディランのつくった「自分自身のためのリスト」。
 
 

のこぎり、ハンマー、木挽台、チーズ樽(?)、雨雲と稲妻、トラック、朝食、ディーカップ、ニジンスキー、深い海、河、線路、危険と思考と魔法、星雲、苦痛、小麦作物、トラクターとトレイラー、ディキシーランド、メキシコ、砂漠の生活、演奏すること、綿棒、しんどい思いをすること、忘れないようにすること、役に立つ部品、機械店、心がつくりだすもの、身体がつくりだすもの、手のマメ、敗れた背中、しっかりした手・・・etc.
 
 

抽象的で散漫であいまいだけど、これは自分自身を作り上げているもの、自分自身の人生に必要なもの、あるいはただ単に好きなもの、といったような感じなんだろうか。 私も「自分自身のためのリスト」をちょっと考えてみた。 
 
 

・・・移動する乗り物、行ったことのない場所、書くこと、チョコレート、コーヒー、ロック、アスピリン、ペニシリン、ステロイド、焼いた肉、デカいサラダ、イカツいブーツ、華奢なサンダル、コットンパーカ、カーゴパンツ、ストレートジーンズ、リブセーター、チェックのネルシャツ、花柄のキャミソールドレス、呪術めいた装身具、物理法則、図書館、レンタルDVDショップ、美術館、博物館、遊園地、高い塔、洞窟、銀、ガラス、ベビーオイル、ゲルインクペン、古代遺跡、灰色の海、ひらひらした多弁の花、満月、冷静で理論的で現実的な男友達、ユーモアのセンスと柔軟な精神と独自のスタイルを持った女友達・・・
 
 
 
・・・ディランに比べると月並みかも。

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こんなかんじでございました・・・

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CA390306-0001.JPG考えてみればディアスちゃん(注:MIKA車)て今までの私の運転人生で初めての2駆なんじゃないだろうか? ディアスちゃんの前はおんなじラパンだったけど4駆で、オフシーズンでもその前のエスクードみたいに2駆にチェンジすることができなかったので、軽自動車のくせにえらい燃費が悪かった。 それで2躯にしたんだけど・・・こわいわ~2駆。 

 
納車したのが2009年の春、で、09-10の冬は年末年始にしか里雪が積もらず、その時鳥取にはいなかったので、実質今シーズンがディアスちゃん初めての積雪道&凍結道。 しかしこんなに2駆が滑りやすくてハンドルがとられ易くてこの程度の積雪で空回りしやすいとは思わなかった。 
 
エスクードの時なんて普通の4駆よりまだパワフルなやつ(なんて呼ぶのか忘れちゃったけど)にチェンジできるシフトがあって、しかも車高が高いので、薬局の駐車場中の雪をエスクードを縦横無尽に動かして除雪したくらいだったのに・・・恩原のゲレンデに行く時の人形峠越えも楽勝だった。 でもこんな雨雪の多い地方に住んでいながら、コンバーチブル、しかもハードトップではなくてビニール製のソフトトップだったので、雪なんか降ると後方視界ゼロ(頼りはサイドミラーのみ)になる恐ろしい車だった。 ソフトトップの取り付け取り外しはかなりの力仕事で30分くらいかかったし、やっとのことで取り外したとたんに雨が降ったりするし、夏は暑いし冬は寒いし、助手席に乗るのに車高が高過ぎてばあちゃんは大変だったし、2ドアだしリアは堅いジッパーをこじ開けないと開かないので積載物の多い私は何かと不便だったし、カセットデッキの頭出し機能がイカれてしまって、なぜか決まったところで頼みもしないのに勝手にさっさと巻き戻っちゃって同じところを繰り返し繰り返し聞かされ続けてたし。 ある時、何かの拍子にリアの透明ビニール部分が破れてしまった。 それをガムテープで補強して走っている自分が急に情けなくなって、発作的にエスクードを手放してしまった・・・・気に入ってはいたんだけどね・・・特に夏は目立ってたしチョー気持ちよかったし。 あれで中国四国中を走ったんだもんなあ・・・今は昔の思い出だけど。
 
先々週、今シーズン初のスノボに行った。 鳥取からおじろの駐車場まで道路上に雪が全くなかったので、ディアスちゃんで楽々1時間強で着いた。 12時からのリフト午後券を買ってゴンドラに乗る。 ゴンドラの途上、あんまり積もってそうに見えなくてゲレンデ状態が心配だったけど、ゲレンデにはパウダースノーとまではいかないけどふんわりした雪が2M近く積もっていた。 3時半まで黙々とrリフトで運ばれちゃー滑り運ばれちゃー滑って、混雑しないうちにおじろんの温泉入って明るいうちに帰路に着いた・・・カンペキぢゃん・・・左の二の腕捻挫した以外はさ。 
 
こけた時にちょっとゴリっていったから、後から痛くなるかな~と思ってたらやっぱりその日の夜からずんずん痛くなってきた。 おととしバイクが足首に乗っかって腫れた時の杖や送迎車まで繰り出す騒ぎほどではなかったものの、食べるのも書くのも錠剤撒くのも散剤計るのも全部左の方しか私は早く使えない。 原因が原因だけにN先生もジュリーにもあんまり助けてもらえない。 かわいそうなMIKA。 先週序盤は脂汗もので仕事していた。
 
スノボ仲間が土日に働く人たちなので、スノボ屋さんの企画以外は自力で行くしかない。(三師会のツアーもあったが2年前に骨折した人があって以来中止になった)先週も行く気満々で日曜日のスケジュールを空けてたんだけど、土曜の夜からの寒さ&吹雪で、里の道路もアイスバーン状に。 土曜の夜ジムからアパートに帰るまでにディアスちゃん運転してて何度もヒヤッとする瞬間があった。 そんなわけで日曜日は外出を控えて一日中部屋の中に・・・・・あり得ん。 うつ病発症するかと思った。
 
CA391595-0001.JPGあ、そうそう。 滑り止めね~やっぱじぇんじぇん役立たずだったからもう一つ買い足して正しい位置につけたよ~。 ほ~らボードがつぶつぶだらけ・・・・シーズン終わってメンテに持ってったら店長に叱られそう。




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両親を後ろに乗せて湯梨浜を出発したときはまだ道路に雪はなく、一便は羽田に向けて何事もなく出発したみたいだった。 だけど空港について出発手続きをしてセキュリティチェックを通り、待合室に入った頃にはあたり一面猛吹雪で視界0。 羽田を発った飛行機は鳥取空港に降りることができず伊丹へ向かい、従って折り返し運転の羽田行きの二便は欠航に・・・
 
タクシーで鳥取駅に向かう間にもどんどん雪は降り積もる。 運よく定刻ならとっくに出発してるはずのスーパーはくとが20分遅れて到着したので、それに乗って姫路まで行き、新幹線に乗り換えた。 太CA391550.JPG平洋側は嘘のような日本晴れ。 富士山もほれ、こんなにくっきり。 東京着午後3時。 まあ、まずまずの時間に到着できたと思う。 昔は汽車を使うと鳥取から京都まで5時間強、それから新幹線で東京まで3時間かかっていた。 それ考えると便利になったもんだと思う。
 
東京駅でMIKA妹と合流。 そのまま丸の内オアゾ内のいつものつばめキッチンへ。 無事東京へ着いたとたんに緊張の糸が切れ、猛烈にお腹がすいてガンガン食べまくる。
グラスワイン、牡蠣のグリル、つばめ風ハンバーグ、ドイツ鍋、焼きリンゴのアイスクリーム添え・・・しかしドイツ鍋の具の、いかにもコラーゲンぷりぷりの豚さんの皮を食べようとして飛び上がる・・・
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お毛々がびっしり!
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元日。 ホテルのロビーに置いてあったはとバスのパンフで、下車ポイントなしの1時間コースを見つけたので、これに乗ることにする。 バスに乗り込む前に、おーめん(注:
MIKA父)がトイレに行きたいと言い出したので、ここがトイレだよと連れて行き、先にバスの前まで帰ってきたら、母親CA391559.JPGと妹から、ちゃんと出てくるのを待っていてここまで連れて帰ってこなきゃだめだと言われた・・・以前、東京駅から羽田行きのリムジンバスに両親と妹の3人が乗っていこうとしたとき、出発前に3人がトイレに行き、母親と妹は先にバスのところに帰ったのだが、いつまでたってもおーめんが帰ってこない。 心配した母親が探しに行ったところ、おーめんは全く別のバスの前にぼーっと立っていた。
「おとうさん、なにしとる?!そのバスでないで!」
「いや今このバスに乗ろうとしたらな、満員ですっていわれて降りてきたとこだが。」
母親がそのバスの行先を見ると、それは青森行きだった・・・満員ですって言われなかったら青森まで運ばれていってしまうところだったのか・・・
恐るべし、おーめん。
 
丸の内を出発したはとバスは、皇居を通って霞が関の議事堂、官庁街、東京タワー、首都高を通ってレインボーブリッジを渡り、湾岸地区へ。
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はとバスでこうして湾岸から陸地方面を眺めていると、この国が徐々に勢いを失いつつあり、衰退の一途をたどっているなんてまるで嘘みたいに思えてくる。 そこに広がるのは、子供の頃に夢見た未来都市そのものだ。
 
首都高を降りて月島、築地、銀座を通って丸の内へ戻り、コースは終了。
 
午後は横浜へ。 これがブラタモリで言ってた東京と横浜を結ぶ列車ホーム跡か・・・飛行機時代以前はここが外国への扉だった場所。 そのホームと岸壁の間には、税関だった建物の残骸が古代遺跡のように残っている。
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2日。 
MIKA妹と二人でホテル近くの芝明神と増上寺に初詣。 
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その後、単独行動で銀座の
HMへ。 少し前までは、私のワードローブはほぼ25%ずつの割合でユニクロ、ヴィクトリアズシークレット、ベネトン、GAPだったのだけど、ベネトンとGAPがひところの勢いを失い、ヴィクトリアズシークレットもあまり惹かれる物がなくなってきた昨今、ほとんど50%ずつの勢いでユニクロ(うち3分の2はメンズのSサイズ)とH&Mになってきてしまっている。 折しもHMはセールHPNX0766.JPG中。 にもかかわらず売れ筋サイズまでもがごっそり売れ残ってる服があって、あ~こんなのあんまり買う人いないだろうな~と半ば冗談で体に当てて鏡に映してみたら・・・なんかハマっている気がする・・で、そそくさと試着室へ。 サイズ32と34でかなり迷う。 34は脇がとんでもなく広く開いてしまっているが、32でぴっちり着るより、34のほうがドレープが粋にでる。
・・・結局34の方を買ってしまった。 安かったとはいえいったいどこに着ていくんだ自分?
 
銀座店をチェック後、原宿店をチェックするため(置いてあるアイテムにかなり違いがあるのと、銀座店では売り切れだったサイズが原宿店には売れ残っていることがままあるため)電車で移動して原宿駅に降りる。
 
あ・・・しまった。
 
表参道って明治神宮の参道だってことすっかり忘れてた。 あたりは人、人、人の大洪水。 でもせっかくここまで来たんだしと思ってH&Mへ向うも、明治通りと表参道の交差点で人波がつかえて進まない。 隙間をすり抜け人波をかき分け、やっとの思いでショップに到着。 帰りはあの交差点は避けようと思って裏道を通ったのだが、その裏道の先は竹下通りに繋がっていて・・・
 
足を地面にぺったりつけて自分の意志で歩かなくても、爪先立ちでおしくらまんじゅうみたいに人々に挟まれたまま原宿駅までベルトコンベアみたいに運ばれていってしまった・・・凄い体験だった。
 
帰りの便は最後まで天候調査中の表示が消えず、場合によっては羽田に引き返すとずっとアナウンスされていたので最後までヤキモキ。 無事に鳥取空港には着陸したものの、駐車場が全く除雪されてなくて、両親の車にはスコップひとつ積まれてなくて、脱出するのにひと苦労、凍結した道路を走って湯梨浜に着いた頃にはもうグッタリ。 そのまま鳥取に引き返す気力もなくシャワー浴びてベッドに倒れ込み13時間爆睡・・・今回は異様に疲れた。 スノボどころじゃなかった。

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ローラーガールズダイアリー
昔々の70年代、日本でもローラーゲームのTV中継が毎週日曜の午後にあった。 なかなかかっこいい70年代不良っぽいイカしたねーちゃん達がいっぱいでてきてて、ルールがわからないなりにも一生懸命見ていた記憶がある。 現在はアメリカの非常にローカルな場所でのみ細々とローラゲームは行われているらしく、劇中でも片田舎の街にたった5チームしかない女子のみのリーグ、っていう設定になっている。 ゲーム中は真剣に敵対していても、ゲームを離れるとプロレスの団体みたいに5チームみんな仲がいい。 どこか一本気合の入った野獣系、でもみんな本音で生きててユーモアがあってサバサバしてて、なんとなくキュートで憎めない女の子たち。 特にジュリエット・ルイス演じるエキセントリックなライバルキャラが好き。 初登場シーンから目が釘付けになってしまった。 こんな風に芝居がかったクールかつコミカルなパフォーマンスができたら最高だなって思う。 この人一時はブラピの彼女だったんだよなあ・・・
これが初監督作品のドリュー・バリモア。 BGMの選択からしてイカしてるし、やっぱりドリューみたいなタイプの女の子ってこういう男の子達が好きなんだな~っていう見本帳みたいな男子キャラ達がいろいろ出てくる。 クールであれワイルドであれ、軟弱だったり冴えなかったり浮気性だったりしても、みんなどこか女の子達のハチャメチャな言動に付き合ってくれる寛大さがあるのだ。
 
 

冷たい雨に撃て。約束の銃弾を
細かなストーリー展開のツメの甘さやラストにやや問題はあると思うけど、基本的には偉大なパターンを踏襲した任侠カタルシス映画。 寡黙に復讐を狙う主人公と侠義によってのみ結束した3人組のマカオの殺し屋、そのいとこの武器商人、結果的に敵対することにはなってしまったが同じような立場にいる同業者、みんなやることはびしっとやるが普段は凡庸さをまとっているところがこの映画のキモ。 主人公のシベリアンハスキーみたいな渋いルックスがクール。
 
 

華麗なるアリバイ
愛人其の一が「彼は私のことを一番愛していて、私にだけはどんな事も話していた。」と言えば、妻は「彼は私のことを想いながら他の女と寝ていた。」と言う。 みんなとんでもなくあつかましいな・・・誰を一番愛していたとかそういうことじゃない。 そのとき目の前にいる女は愛していたかもしれない。 でもまた別の瞬間には違う女を愛している。 または誰も愛してなかったか。
狂言回しのうつ病のほっそりした女の子が身にまとうフランス人らしいあいまいな霞のような服、愛人其の二の肉感的なイタリア人女優のそっけないほどにシンプルな強い服、どちらもスタイルがあっていい感じ。
 
 

NINE
主人公である映画監督の妻にはとっておきの思い出がある。 駆け出しの女優だった頃、新作映画のためのスクリーンテストを受けた。 将来の夫になるその監督は、テスト中の彼女に耳元で囁いた。「髪は下した方が君はきれいだよ。」
しかし時がたち、夫の新作映画の主演女優のオーディションに立ち会ったとき、彼女は知ったのだ・・・自分にだけ囁いてくれたとばっかり思っていたと全く同じその殺し文句を監督はどの女優にも囁いていた・・・っていうか男の方はそれを殺し文句だともなんとも思っていない。 そしてなんでそんなに妻が悲しがり怒っているのかも全くわからない。
この映画の監督は男性だけど以前からいわゆる女性心理というやつにとっても鋭敏な嗅覚を持っているってのが定評で、この映画もギャラめっちゃ凄かったんでないのってくらい今が旬の演技力もある大物女優ばかり出てくるが、その女優達の誰もが、この監督のことを手放しで絶賛している。 だろうなあ・・・だって彼は女優一人ひとりの、彼女だけが持つ魅力を最大限に引き出して撮ってくれてるもの。 大物女優が夫に持つべきは10歳以上年の離れた大金持ちか監督に限る・・・間違ってもお笑いなんかと結婚しちゃいけない。
 
 

リミッツ・オブ・コントロール
今を去ること20数年前、渋谷系オリーブ少女にとって必須映画だったジム・ジャームッシュの「ストレンジャー・ザン・パラダイス」と「パーマネント・バケーション」。 その後も、彼独特のストーリーがあってないような、心が10cmだけ幽体離脱して彷徨っているような映画を私はほぼフォローし続けているが、この最新作も、今まで通り、あんまりストーリーを追うことには意味はなく、その場面場面の映像ととっぽいキャラとそのセリフ回しとを楽しむのがキモの映画に仕上がっている。 そのうちの登場人物のひとりの女の子、初登場シーンからいきなり全裸。 それからずーっと登場シーンは全裸。 服着たっ!と思ったら透明ビニールのレインコート。 しかも黒縁メガネだけはいつも外さずかけている・・・全裸なのに。
恵比寿ガーデンプレイス、シネ・ヴィヴァン六本木など、良質でスタイリッシュでマニアックな佳作を上映していた映画館が最近軒並み閉館の憂き目にあっている。 ゲームみたいな映画かご近所日常系な映画しか作れないし観ることができないご時世にだんだんなってきてるらしい・・・レンタルDVDショップもあんまりマニアックなものはリリースしなくなってきた。 地方に住んでても、単館系映画が見れるいい時代になったもんだと思ったのもつかの間だったみたいだ。

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CA391530-0001-0001.JPGグロリアジーンズのラテアート。 クリスマス前はこんなバージョンもあったよ。 奥に見えてる面妖な物体は小型ラップトップ。 昔ガムの包み紙についてたような、こすって貼るタイプのシールを貼ってカスタマイズ。 ホントは台紙ごと切ってパソコンの大きさに合わせてから貼りつけ、その上にラミネートを貼りつける(自分ならそうするby胡桃ちゃん)らしいのだが、そんなしち面倒くさい事MIKAがする訳ないじゃん。 モロ直貼りだぜ。


この前、ボードの滑り止めを買った。 これはリフトから降りるとき、固定していない後ろ足をビンディングの間に載せるのだけど、何にもないと結構ツルツルして不安定なので、前々から付けよう付けようと
思ってたやつだ。 トリセツに書いてある通りの位置に粒々の半球状の滑り止めを一つ一つ貼り付けたつもりが、立て掛けてみたら逆の位置に全部貼り付けてあった・・・全部はがして貼り直した。 実家の居間でこの作業をやっていたのでこれを見ていた両親が口々に、「俺だったら自分が情けなくて嫌んなるわ。」とか「私だったら貼る前に置いて確かめてから貼る。」とか言うのを背中で流しながら、まあまだ粘着力のあるうちに貼りなおせたじゃん、とか言いつつ持って帰って後日気がついた・・・・やっぱり最初に貼った位置が正解だった
・・・もういい。 これで強引に役に立てたる。


CA391488-0001-0001.JPGこんなか~いい凝ったうさバージョンもあった。 が、しかし・・・
 
 



CA391489-0001-0001.JPG ずも~






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英会話仲間毎年恒例カニまつり。 去年はダンスの関係で出席できなかったので2年ぶりの松葉ガニ。 シーズンまっさいちゅーということで2軒振られた末に白兎海岸のぎんりん亭へ。
 

ぎんりん亭に向かう隊長の車の中で、FMから私好みのロックが流れてきた。
「この曲好みだわ~。 だれの曲だろ?」
するとS子さんがやおらiPhoneをとりだし、スピーカーに近づけた。
「何しとんさるだ?」
「こうやってiPhoneに音を聞かせると曲とアーチスト名を自動検索してくれてiTuneにも連動してくれるんだよ。」
「何と!すばらしい!」
結局車のノイズの方を拾ってしまうのか、ボリュームを上げても検索失敗でその時は分からずじまいだったけど、便利じゃないかiPhone・・・S子さんは他にリラックマとか太鼓の達人のサイトを見せてくれた。 リラックマのお腹をくすぐったりiPhoneを連打!!とかしている自分がバカバカしくて笑える。
 
 
ぎんりん亭到着。 まずは突出しにカニみそ、簡単なお造り盛り合わせのあと、いよいよ焼きガニ、カニすき→カニ雑炊のコースへ突入。
 
CA391532-0001-0001.JPGう~
 
 



CA391535-0001-0001.JPGや~
 
 



CA391536-0001-0001.JPGたあ~っ!
 
 


全員ほとんど物も言わずにテーブルの上をさんぐま状態にしながら黙々と食べまくる。 しかし医師にして大学講師、TOEIC930点の才女Ayu姫がカニのツメのことを親指と呼ぶのには笑えた。 あえて言えばツメのハサミの下の刃はカニにとっての親指かもしれないが・・・Ayu姫は先日のPASSIONを見に来てくれていて、自然と話題はダンスの方へ。
 
A 「ほんとダンスの先生もニーズに合わせていろんなダンス勉強しなくちゃいけないから大変だよね・・あんなにいろいろなダンスの種類のクラスがあるって思わなかった。」
波 「社交ダンスのクラスもあるの?」
M 「社交ダンスはないよ。 なに波ちゃん、社交ダンス習いたいだか?」
波 「いや将来ノーベル賞授与式に出席したときの為にさ。」
 ご存知かと思うがノーベル賞受賞者はベルギー国王主催のパーティーでワルツを踊るのが慣例なのだ。 しかし・・・マジでとる気でいるのかノーベルプライズ・・・
 波 「研究よりもこっちの方が本領発揮とばかりに優雅にワルツのステップを踏む俺・・・。」
 ・・・妄想炸裂。 そんなに注目集めたいんならベリーダンスはどうよ?
 波 「そしてそこでモテまくる。 俺のモテ期到来!」
 ・・・妄想は果てしなく続く。 しかしたとえ万が一ノーベル賞を頂戴したとしても80過ぎて人生最大のモテ期がやってきてもそんなに意味ないような気もするがのう・・・。

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もう5年前なのか・・・松江でギエム様のTWOを観たのは。 あまりに凄過ぎて金縛りになって鳥肌立ちまくりだった。 これほどの身体能力と解釈力と表現力を兼ね備えたダンサーっていない。 おまけに高身長にまっすぐでスリムな体型に神秘的な美貌・・・ギエム様の前にギエム様なし、ギエム様のあとにギエム様なし。 You TubeでTWOの画像を見つけてしまった。 とりあえず貼っときます。 若い頃はギエム様も律儀に古典の全幕ものを踊っていらっしゃったようだ。 しかし物凄い存在感のオデット姫・・・存在感強過ぎて王子が添え木にしか見えなくてヤバい。 ギエム様はボレロも踊っていらっしゃるのか・・・パーフェクトにきっちりと中性的な感じに踊ってらっしゃってなんだか巫女さんのようだ。 しかしボレロといえばやっぱりドン様でせう。 若い時の機敏で彫刻のようなドン様のボレロもいいけど中年期のどっしりと油ギッシュなドン様の踊るボレロが好きだ・・・むんむんしてて。

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体が重くて硬くて、悔いばかりが残るラストステージだったけど、もうさすがにあと1年、2年と続けていく気力が残ってない。 
 
観に来てくれたみなさん、ありがとう。
 
先生ありがとうございました。
 
そしてダンス仲間のみんな、ありがとう。

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CA391422-0001-0001.JPGN先生の弟さんからふろしきまんぢゅうを頂いた。 先に私とヒットミ―ちゃんがお茶休憩に入って食べていた。 しかし、まんぢゅう片手に新聞を読んでいる私の目の端に、さっきから怪しい光景が捉えられていた・・・ヒットミ―ちゃんがず~っとふろしきまんぢゅうの包装紙に顔を埋めたまま動かないのだ。 しばらくしてやおら顔から包装紙を離したかと思うとまたすぐ顔を埋め、離しちゃあまた埋め、離しちゃあ埋め、テーブルに包装紙を置いたと思ったらまた取り上げて再び顔を埋め・・・
 
 
「・・・・ヒットミ―ちゃん。」
「はい?」
「さっきから何しとるだ?」
「あ、私ね~実はふろしきまんぢゅうの包装紙の匂いがも~だいっ好きなんですよ~っ。」
「・・・・・」
「大丸の包装紙もおんなじ匂いするんですよ~あ~いい匂いあ~たまらんあ~・・・」
 
 
あまりの衝撃に私は食べかけのふろしきまんぢゅうを持ったまま飛び出し調剤室に雪崩れ込んだ。
 
 
「かずえちゃん!」
「どうしたんですか?」
「ふろしきまんぢゅうの包装紙の匂いって嗅いだ事あるか?」
「ああ、あの臭い匂いですか?」
 
 
再び食べかけのふろしきまんぢゅうを持ったまま私は休憩室に駆け込んだ。
「ヒットミ―ちゃんかずえちゃんはその匂い臭い匂いって言いおんさるで!」
「え~っ、何故ですか~こんなにいい匂いなのにぃ・・・」
 

一体何事かと調剤室からかずえちゃんとKさんがやって来た。 みんなでかわるがわる包装紙に顔を埋める。
K「う~ん、いい匂いかどうかは別として・・・確かに何か病みつきになりそうな匂いではあるような・・・・」
ヒ「でしょ?でしょ?」
か「これって赤い色の折り紙も同じ匂いしますよね」
M「ってことは赤い色のインクがそういう匂いだってこと?」
でもふろしきまんぢゅうは赤が混じってるかもしれない茶色だけど、大丸の包装紙は白地に緑一色だし・・・それとも紙自体の匂いなんだろうか・・・・? 
 
 
それにしてもこんな匂いにフェチがいたなんて・・・でもなんか大丸の包装紙、ってところにヒントがありそうな気がする・・・無意識下に潜む幼少期の幸福な記憶を呼び覚ます匂いってやつ・・・・プルーストにとっての紅茶にマドレーヌみたいな。

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出雲大社に日御碕、八重垣神社・・・このあたりは遠方から友達とか親戚が来るとマストに連れて行かねばならない観光スポットなので、物心ついてからそれこそいったい何度行ったかわからない。 しかし、全国の神様が出雲で決起集会すなる旧暦10月。 そんな目出度い今日この頃、目指したのは今までその存在を全く知らなかった、ちょっとディープな場所。
 
 
9号線沿いの揖屋駅近くの住宅街の一角に、その見落としそうに小さな看板はある。
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←黄泉比良坂(よもつひらざか)徒歩3分
 
黄泉とはあの世。このあっさりひっそりとした佇まいの道の先に、あの世が繋がっているというのだろうか?
 

最初はいつものように好奇心に引っ張られて山道を進んでいた。 途中白くて平たいキノコが群生していて、その白い物体も白いキノコだと思って通り過ぎようとした・・・
 
ぎゃ~っ!!!!
    い、犬の白骨死体が~っ!!
 
一気に帰りたくなったがやっぱりここまで来ては引き返せない。 その1メートルほど先には丸い石を積み上げた塚があって、これも何かを埋葬した跡だったりするのだろうかと思ったりしてどこまでもマイナスの気を感じながら殆ど駆け足でナナメった山道を進んでいくと・・・
 
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・・・あった。
 

昔イザナギとイザナミという夫婦の神様がいた。 イザナミは末子を出産する時、その末子が火の神だった為に自分が焼死してしまった。 嘆き悲しんだイザナギは黄泉の国へ行ってイザナミの名前を呼んだ。 すると暗闇の中からイザナミの声がする。 更にイザナギが暗闇に向かって戻ってこいと叫ぶと、黄泉の国の神に相談するから待っていてください、その間決して私の姿を見ないでください、と返事が。 イザナギは言われた通り大人しく待っていたが、あまりに長かったので思わずイザナミの姿を探した。 暗闇の先にイザナギが見たものは、腐った体のあちこちにウジの湧いたイザナミの姿だった。 恐ろしくなったイザナギはいちもくさんで黄泉の国から逃げ出した。 怒ったイザナミが後を追いかけてきた。 黄泉の入り口まで逃げてきたイザナギはその入り口を大きな岩3つでぶんぶんと塞いでしまった。
 
 
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・・・これがその岩。
 
 


CA391437-0001-0001.JPG全国の神様集結中の出雲大社にお参りして、大鳥居の左横にある八雲で三色割子そばを食べる。 コシのあるワイルド系、おダシはニシン、ネギ抜きにしてもらってご機嫌。 蕎麦湯もおいしかった。 写真は2段目に取りかかって生玉子をまぜまぜした後にあ、そうだ写真、と思って撮ったもの。 
 
 
CA391449-0001.JPG薬局へのおみやげに生姜糖を買った後、大社の左横を通り過ぎて、車一台はとりあえず通るが対向車が来たら広い部分で待ってなきゃいけないような山道を20分くらい走って海岸沿いの小さな漁村に出る。そのままセンターラインのない海岸沿いの細道を走っていくと、岩をくりぬいて造ったトンネルの手前、小さな橋の下に小さな漁船が3隻くらい見える場所に来る。 そこに巨大な青緑色の岩盤があり、下の方に洞窟が見える。
 
 
猪目(いのめ)洞窟。 何より不気味なのはこの洞窟が夢の中に出てきた者は近々必ず死ぬ、と言われていることだ。 中に入ってみると、小さなコウモリがバサバサと飛びまわり、雫があちこちからポタポタと落ちて全体が湿っている。 昭和20年代、砂に埋もれていたこの洞窟が漁業関係の工事中に発見され、そこから縄文、弥生時代の人骨や生活遺物がいくつか発見されたとのこと。 なんか生活臭と言ってはあんまりかもしれないが、それ程おどろおどろしい気配は感じなかった。
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今回は他に須佐神社、佐田神社を予定していたけどここで時間切れ。 なんか新しい博物館みたいなのも出雲大社の近くにできてたし、また後日行ってこようと思う。 今度は蕎麦は荒木屋行ってきます。  

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今年のPASSIONのJAZZの衣裳は、ボトムは統一のチェックのショートパンツなんだけど、トップスは先生が個人個人のキャラを考えて、それぞれに似合うと思うデザインの黒いジャケットと、そのジャケットのデザインによってはそれに合わせる白インナーをいっしょに選んでネットで取り寄せてくださった。 たとえば大柄でB-boyな私服のKちゃんには男前なシャツとタキシードジャケット、先生自身はおきゃんなキャラに似合うフリンジのついたウエスタン風ジャケット、大人ガーリーなMさんには白カットソーのインナーに、大きく開いた背中の、サイドの鳩目に紐を通してレースアップしたゴスロリなデザインのジャケット、ってな感じ。 他にもフリルやリボンのいっぱい付いたブラウス風ジャケットやPコート風なのやロックTシャツに短いジャケットとか色々あってみんなに似合ってて見てると楽しくなってくる。
 
 
で、先生が私にいったいどんなジャケットを選んでくださったかというと・・・
 
 
PUNK!!
 
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UK PUNKだなんかうれし~。  2年前のPASSIONの赤いドレス(2009/02/09 「でもこのドレスは」参照)もうれしかったけど、これはまた別の意味でうれしい。

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・・・こんなはずではなかった。 ちょっとそのへんを流すつもりだった今日の私の服装は赤×茶の長袖ボーダーTの上に一枚仕立ての黒のシングルライダースとジーンズ、ブーツの中はいろいろあって・・・裸足


鳥取道を智頭で降りて、下の道を帰りながらふと、この佐治へ行く道って三朝に出るんだよな~とふらあ、と曲がってしまった。 自分としては鹿野から三朝へ行く道ぐらいを想定していたのに、行けども行けども、いや、行くほどになんだか険しく細い道になっていくような気がする。 でも、とりあえず佐治には着いたじゃん。  
これから先はきっと川沿いかなんかの道を行ってすぐ三朝って感じだろって思っていたら、標識があった・・・辰巳峠、10km。
 
 
そこで帰ったらいいじゃん、って思うかもしれないけど、私にとって来たのと同じ道を引き返すことくらいめんどくさくてつまらなくてやりたくないことはないのだ。
 
 
標高786m。 寒い。 体中が凝り固まり、腎臓まで冷え切っているのがわかる。 手も足もしびれて指の感覚がない。 私のおててを温めるハズのグリップヒーターなんてここじゃ仏壇の線香一本で中華料理作ろうとしてるようなもんだ。 は、早く降りたい。 けどまだ上り坂。 しかもすんげ~勾配のヘアピンが続く。 た~すけて~神様
 
 
薄黄緑と黄色と、ところどころほのかに朱色に色づく広葉樹林と一面のススキ野原が眼の端には・・・眼の端には捉えられていた。 だけどバイク止めて写真撮ろうなんて気力は全くなく、ただひたすら下界へ降りることだけを考えていた。 したがって残念ながら写真なし 


辰巳峠、紅葉は今がジャスト見頃です・・・ただしくれぐれも暖かくして、もしくは車でお出かけくださいませ。

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午後CA391392-0001-0001.JPG1時45分鳥取出発。 9号線から神鍋→豊岡まではいつも出石蕎麦ツアーに行く時と同じ道だったよな・・・で、川沿いを走って・・・そこからイマイチよくわからないローカルな道を通って・・・気がついたら右手に天橋立が見えていた。 そのまま海岸線を北上すると、本日の目的地、伊根だ。 着いたのは夕方。
 
 
CA391390-0001-0001.JPG入江の回りに立つ家々は、一階が船の格納庫になっていて、2階が住居になっているのが基本構造。 この民宿になっている舟屋は、一階にも泊まる部屋のあるつくりなので、舟は家の脇にある。 一階は海面すれすれ。 窓の外はすぐ海。 でも磯の香りとか潮風とかいうのとはなんだかちょっと違う匂いがする・・・なんだろう・・・なんか・・・緑色に澱んだ金魚鉢の匂いみたいな・・・
 
 
CA391393-0001-0001.JPGお風呂はこんなの。 なんだか漬け物になったような気分だ。 窓の外に見えるのは入り江の海面。 窓の外に、すぐ隣にある宴会の部屋に通じる縁側があって、ここが後の宴会時の数々の狼藉の舞台となった。
 
 
このメンツだとカンペキいじられキャラになりそうだった私はやはり宴会時には四方八方からの一斉突っ込み攻撃に延々曝されていた。 最初はいちいちボケたり切り返したりしていたがあまりの情報量の多さに途中からだんだん頭がおかしくなってきた。 そのうち図に乗った車掌Aまでもが女子部頭(ヘッド)のこの私に向かって聞いた風な口をきく・・・頭にきてウルサイ、しゃべんな、おまえはだまっとれ~!などと怒鳴り散らしていると、こっちの元悪ガキのみなさんとは反対側に座っっていらっしゃる紳士のみなさんがおっとりとした口調で話しかけてこられる。 こっちには失礼のないように受け答えせねば・・・しかし頭が混乱していて相当おかしなことを口走っているのが自分でもわかるがどうすることもできない。 そうだおさかなだってせっせとキレイに食べなくちゃだよせっせ、せっせ、・・・その間にもてんちょ~には海に投げ落とされそうになるわ、男子風呂に投げ入れられるわ、座布団で窒息寸前まで押さえ込まれて気持ち良くもなんともないいやむしろ苦痛でしかない足つぼマッサージ無理矢理されるわ・・・・頭(ヘッド)ひとりがこんな散々な目に遭っているというのにうちの女子部は一体・・・許せん! 帰ったらじゅうじゅうヤキいれたる!
 
 
 ・・・・もう朝がきてしまった・・・一体私は眠っていたのかと思うがでもぬるい悪夢を見ていたような記憶があるので多分寝てはいたのだろう・・・けどじぇんじぇん疲れがとれてない
 
 
来る時、伊根の街の入り口の道横の山肌に、大きな穴が10個ぐらい開いていたのが気になって、朝ごはんの後、出発前に歩いて見に来てみた。 防空壕の跡だった。 
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8時半伊根を出発。 2時間ほど走ってたら予想通り雨が降って来た。 全員雨合羽装着。 私のは国防色のツナギ・・・ってボード用のウエアと同じじゃん。 見分けがつかん、ってかボードのウエア着とら~え~がとI様に言われた。
 
 
今年はこれで何事も無く無事終了かと思ったが、浜坂の山道のトンネル抜けてすぐのカーブ前でリアブレーキ踏んだらリアタイヤが大きく蛇行して5秒くらいコントロール不能になって生きた心地がしなかった。 リアブレーキをぎちぎちに踏んで急減速する癖があって、雨の中だととってもヤバい。
 
 
鯛の塩焼きにカボスかけて食べるのや薄い衣付けて揚げたイカとか美味しかったしお風呂も気にいった・・・民宿大平荘、結構お薦めっス。 だけどコンビニひとつない街だから、チューハイとかおやつはだいぶ手前で買っといた方がいいかもだよ。


帰ってからマッサージに行った。
「どこもかしこもこってますけど頭骸骨が一番すんごいですねえ・・・」
・・・そのとおりだと思う。
「これじゃいっくら疲れてても神経高ぶって眠れなかったんじゃないですかあ??」
・・・・まったくそのとおりでございますよ~

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土曜日の午後から薬と健康の週間イベントの仕込み。 スライム作りコーナーのスタッフ全員で、試作品を作ってみる。
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PVA(Poly Vinyl Alcohol)が成分の洗濯糊に同量の水を加え、絵の具で好きな色に着色した後、ホウ砂の飽CA391385.JPG和水溶液をスポイトで徐々に加えながらよくかき混ぜていくと、ちょっと緩めのねばねばした状態に固まってくる。 これを手にとって更にお団子まるめる要領でこねているとスライムができあがる。 せっかくなので化学式載せときましょう(クリック拡大できます)。 PVAは直鎖状のポリマー。 ホウ砂は水に溶かすと2価の陰イオンになる。 これらが水素結合して網目状の構造になる。 この網目状構造の中に水の分子がとりこまれる。 水分子はこの網目よりデカイので網の外に出ることができない。 それであんなふうなゲル状になるらしい。 ちなみにプリンもゼリーもそんな感じに水分子をとりこんだゲルといえる。
 
 
 
準備中の会場に、レースクイーンとかキャンペーンガールにいそうなタイプのきれいな女の子がひとり入って来た。 同業者? それともイベントコンパニオンか何かだろうか? でもなんかどっかで見たような気もする顔だよなあ・・・なんて考えてるうちにその美人がどんどんどんどん私に近づいてきた。

 「こんにちは~」

 こんにちは~・・・って・・・ええ~っ!?

いつからこんな美人と知り合いになってたんだろう? 必死で記憶をたどっている間も、ニコニコしながら私が何か言うのを待っていらっしゃる・・・・・・え~っと、え~っとあなたは誰???
 
「木曜日はおつかれさまでした~
 
あ~っ!思い出した!!・・・・リトモスでいっつも私のななめ後ろにいる人だ!
またしても私の「場面が違うと同一人物だと脳が認識できない」病が露呈・・・街なかで、イントラやまぴー(バイク仲間山Pとは別人)がすぐ近くまで寄ってきてMIKAちゃん!!と叫ぶまで私はその遠くから手を振りながら近づいてくる人物がイントラやまぴーと同一人物だということを全く認識できなかったことが過去二回ある。 やまぴーはアニールーチェのUFOパンツで鏡張りのスタジオの中に立ってないと私の脳がやまぴーだと認識できないのだ。
 
 その外見から、勝手にめっちゃしょうから(注:鳥取弁で勝ち気、イジワル)な人に違いないと思って当初私はちょっと彼女を牽制していた。 だけど最近休みがちな胡桃ちゃんに代わってリトモスでよくペアダンス組むようになってから、外見に似合わずとても気さくで低姿勢な人というのがわかってちょっと意外だったのだ。 そこまで関わっていながらじぇんじぇん同一人物だって気がつかなかったなんて・・・
 
「・・・同業者だったんですね・・・K薬局のMIKAと申します。」
「I 調剤薬局のYです・・・でも先生って全然薬剤師に見えませんよね。」
「先生こそ・・・おきれいだからモデルさんかと思ってましたよ。」
「うふふふっ。」
 
翌日、うちのコーナーにやって来てスライムを作っている彼女の話しぶりを聞いていると、気さくを通り越してもしかしたら天然?!と思えるキャラだった。
 
ん? ちょっと待て・・・全然薬剤師に見えないってどういう意味だ???
 
 
 
CA391375-0001-0001.JPGしかしよくとりぎんホール押さえられたよなあ・・・ダンスステージの時の裏事情を多少知っているからね・・・これも実行委員長T-3号の政治力の賜物なんだろうか。 3年前(東部、中部、西部の持ち回りなので、東部薬剤師会主催の前回は3年前になる)は駅南のさざんか会館ってマイナーなところでやったからお客さんも少なかったんだけど、とりぎんホールだと他の催し物のついでに寄っていかれる人があてこめる。 今回はカラオケのど自慢参加のお年寄りと、着ぐるみ着た人たちばかりが演奏するコンサート帰りの親子連れが雪崩れ込んできて大盛況だった。
 
 
 
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 あれっ!今日は福部の「ゆるキャラカップ」に出場しているはずのトリピーがうちのイベントに・・・
 
 
 


CA391376.JPG中の人はT-1号。 頭突きを食らわせるわ羽で頬をはつるわ、助走をつけてバタバタと飛び立とうとするわ・・・上物一発キメてきたんじゃないかと思うほどいつもとは人格の違うアグレッシブなトリピーに子供たちは大興奮だ。
 
 


CA391374001.JPG 実父が中の人とは知らず容赦ない攻撃を加え続けるT-1Jr.たち。
 
 
 



CA391361.JPG展示には漢方薬の原料なんかもあった。 ゴキブリ、セミの殻、カマキリの卵、アブ、ヒル、ウジ、マムシ、人間の胎盤、トカゲ(これは開きにした二匹のお腹を貼り合わせた格好にしないと漢方薬の商品として成り立たないという・・・おまじないと紙一重な世界)、鹿の角、スズメバチの巣、冬虫夏草(虫と植物の両方の性質をもつ)・・・・展示的におもしろかろうということで漢方界でも最もインパCA391360.JPGクトの強い物ばかりが並んでいる(写真はクリック拡大できます)。

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みたき園の巫女さんに会いに行こうカルガモツーリング・・・・楽しそうだ。 楽しそうなのに参加資格はなぜかスクーター所有者のみ。 私はスクーターを持っていない。 しかし自分のいないところでいつものメンバーが楽しそうな事をするのはガマンならん。 参加するためにはどうしたらいいか考えた。
 
 
1、店長の125ccスクーターのゴージャスなリアシートに乗せていただく
2、こっそり仁くんで後をつける
3、仁くんで先回りする
4、スクーターを買う
 
 
4は当然却下。 2,3はあんまりツーリングの意味がない。 やはり1か・・・しかし店長にリアシートで私も連れてってと平身低頭お願いしてみたのだがざっくり却下。 なんて底意地が悪いんだてんちょー!ワタシも行きたーい行きたーい!と更に店頭でわめいていたら山Pに頼んでやるということになった。 え~カブぅ~?お尻痛そうで気が進まない。 しかし折角乗せてやってもいいと山Pが言ってくれてるし置いてきぼりは今回はじぇった
CA391338.JPGいイヤだったので結局カブの後ろにおとなしく乗せてもらうことに・・・
 
 
 
最大速55km/hのツーリング。 大分走ったかなあと思ってふと左に目をやると、いつものツーリングだととっくに過ぎているはずのちくわ屋が見えてギョッとする。 こんだけ走ってまだちくわ屋なのか。 なんでスクーターなんだろイライラするわぁ・・・
 
 
 
・・・・なんでスクーターのみの参加だったのかよーくわかったよ。 仁くんじゃ立ち往生してしまうような道が本日のコースだったのね。 53号線から鷹狩というところで左折し、赤波川という川に沿った、軽トラがやっと通れるくらいのボコボコの簡易コンクリ舗装の曲がりくねった山道を登って下ったところに目的のみたき園があるらしい。 
山Pと私の乗ったカブは、山奥の林道を走る二人乗りのカブには全く不釣り合いなバンク角で次々と急カーブを攻めていく。 ななめってるわしらをすぐ後ろを走る店長はなんとかファインダーに納めようと試みたが失敗したらしい・・・写せてたら結構笑える写真になってたと思う。 



側に川が流れてさえいれば、どんな山奥にも人は住めるらしい。 あんな細い悪路の先の、赤波川の分水嶺近くにも、人の住む家が何件かあった。 こういう人里離れたところにある家を見るたびに、夕御飯の時にマヨネーズを切らしてることに気がついたらどうするんだろうといつも思う。
 
 
 
CA391345-0001-0001.JPGみたき園っていう単語は時々小耳には挟んでいたけど、智頭と言えば智頭宿までの認識しかなかった私には、いつもは黒尾峠を超えるために右に曲がってしまう道をひたすらまっすぐ10キロほど行った先に、こんなまるでイウォークの里みたいな場所があるなんて全然知らなかった。
店長が珍しくご執心の「巫女さん」は、凛とした態度と、むきタマゴのような美しい肌が印象的な女性だった。 若い女の人にタジタジになっている店長って初めて見たような気がするよ・・・店長大好きっ子のMちゃんは、「これがその巫女さんかっ・・・ムキッ!」と一瞬だがガンをとばしていた。
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普段なにも考えていない私が唯一めいっぱい頭を働かせなければならないのがいつものツーリングなのだけど、今日はほんとになーんも考えずに風を切りながらただ景色の流れていくのを眺めていられた。 人目に触れることの滅多にない奥深い場所で変幻自在に流れる赤波川、古い墓地の敷地一面に咲き乱れるヒガンバナ、山奥の冷気の漂う苔むした道、上半身裸の背中に色とりどりの紙キレを貼った長い棒を何本もしょわされて歩く秋祭りの若い衆、栗、柿、梨、コスモス、鶏頭、マリーゴールド、ススキ、リンドウ、菊・・・・紅葉こそまだだったがすっかり秋だ。 みたき園では囲炉裏と薪ストーブに火が入っていた。
 
 
 
持参のクッションのお陰で、いちばん心配していたお尻も全然痛くならなくて、やっぱりゴリ押しでもなんでも行って良かったと思うカルガモツーリングでございました。

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ホントまめだよなあかずえちゃんて・・・駐車場から薬局までのほんのわずかな距離でも日傘さすし運転する時はもちろん腕カバーだ。 私だって人並み以上に紫外線を避けなければならない身体ではある・・・だけどとってもこんな甲斐性はない。
 
 
バイクに乗る時はそれでもSPF25と50の日焼け止めを塗るが、日焼け止め自体が結構皮膚に負担がかかるので普段はあまり塗りたくない。 で、せめてもの防護対策として今年の夏の初めに無印良品で買ったこの帽子をかぶって通勤している。 見た目より重さというかコシがあって、つばの形をいろいろ変えられる。
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「その帽子いいですねえ。」
「あ、そ~お? 無印で売ってるよ。」
「私は麦わら帽子ダメなんですよ農作業の人みたいになっちゃって・・・」
「そ、そうなんだ・・・」
でもかずえちゃんてベースボールキャップが似合いそう・・・昔憧れてたんだよなあオールバックのポニーテールにベースボールキャップが女っぽく粋にきまる人に・・・私がかぶるとなんか現場の視察にやって来たホワイトカラーとか社会人ソフトボール部のスコアラーみたいだもの。
 
 
そんなベースボールキャップの似合わない私だったが、いつだったか若い頃、麻薬撲滅が目的の“ダメ、ゼッタイ”キャンペーンの街頭PRの為に駆り出されたことがあって、白いカットソーにきみどり色がベースの花柄のひらひらスカートでかわいくきめたつもりで行ったら、きみどり色のむやみやたらと丈の長い“ダメ、ゼッタイ”Tシャツときみどり色のメッシュのベースボールキャップに着がえさせられ怪しいキミドリ星人となって街頭に立たされたことがあった・・・人生で一番長い日だったよ・・・(遠い目)。
昔っからこういうキャンペーンTシャツとかチームブルゾンとかって嫌いだった。 選挙事務所とか学園祭とかなんかのチームで作るやつ・・・イケてるんならともかくああいうのってなぜかヤンキー的というかよさこい的というか和物っぽくなってしまうのが謎・・・いくら横文字が使ってあっても、だ。 それにみんなでお揃いなんて民主主義国家に生まれた意味ないじゃん? そんなおそろで着てみたところで私の団結力は高まらん!
10月17日に東部薬剤師会の主催で薬と健康の週間のイベントやるんだけど、スタッフは当日は必ず「薬人(やくんちゅ)」Tシャツを着てきてくださいよ!必ず!!ってこの前の準備委員会でT-3号が熱くなってた・・・今からとっても憂鬱なんですけど
ところでこのイベントでは私はスライム作りを担当の予定。 スライム作ってみたい方はぜひどーぞ17日とりぎんホールまで。


6.JPGちなみに今年麦わら帽ブームだった私はこんなのも持っている・・・・H&Mで1000円だった。 しかしこれをかぶって徒歩1分通勤はちと怪しすぎるかもだな・・・




 

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犬狭峠を越え、湯原ICで岡山道に乗る。 外側の車線をおとなしく制限速度で走る・・・落合JCTに近づくと、片側2車線の中央寄り、通常追い越し車線になっている方が岡山方面へ通じるように路面に書いてあったので車線を変更。 しばらく走っていたら、いきなり覆面パトカーが視界に飛び込んできた。 サイレンを鳴らしながらパトカーは反対車線をものすごい勢いで走っていく。
 
(あ~びっくりしたびっくりしたも~心の臓にちょ~悪いよ~・・・あれ?なんでワタシ追い越し車線走ってるんだろヤバいよ車線変えなきゃ~)
 
・・・・なんで追い越し車線走ってたのか思い出した時にはすでに遅く、車は分岐点を通り過ぎて大阪方面へ・・・
 
100905_1913081.jpg非難轟々の中、院庄ICで反対方面に乗り換え軌道修正。 再び岡山道→山陽道→しまなみ海道→196号線経由で道後温泉到着。 宿泊先は道後温泉本館が目の前にある小ぢんまりしたホテル。 外ごはん派にはうってつけだと思う。 温泉はもちろん本館のやつに入るわけだし。 お約束の一六タルトを薬局のみんなへのお土産に買った。 商店街もいわゆる「いやげもの」系ではなくて小奇麗な店が多かったよ。 
 
 
 
2日目。 道後温泉を出発し、11→194経由で高知入り。 MIKA妹たっての希望で桂浜へ。
 
「坂本竜馬について知っていることを言ってみない。」
「え~っと、髪が長い。」
「・・・・」
「背が高い。」
「それって竜馬っていうより福山雅治でしょうが。」
「・・・ハカマを穿いている。」
「・・・・」
 
またも非難轟々。 その後ひとしきり竜馬についてレクチャーされるが、固有名詞にやたらと漢字が多くて全く頭に入らない。 カノッサの屈辱とかアナクシマンドロスみたいにインパクト強過ぎて頭にこびりついて離れないような名前だったらいいのに。
 
100906_1358211.jpg折しも台風が近づいていて、桂浜には怒涛の波しぶきが立っていた。 竜馬像の目線の先には昔と同じ、紺碧の太平洋。 結局、竜馬が何をした人かはあんまり理解できなかったけれど、何かが自分を待っているような予感・・・此処ではない何処かへと、何かに駆り立てられるように水平線の彼方を見つめていた・・・そんな竜馬なら痛いほどわかるような気がした。
 
100906_1737021.jpg高知駅前のビジネスホテルにチェックイン後、はりまや橋近くの居酒屋「一本釣り」へ歩いて向かう。 ここで3年前に食べたカツオのたたきの味が忘れられず、またわざわざやって来てしまったのだ。 見よ!このぶ厚さ! 鳥取で食べるカツオのたたきが、薄切りの、殆ど火の通ったローストビーフだとしたら、ここのたたきはまるで極上ヒレ肉のレアステーキ。 魚というより生肉を食べている感覚に近い。 鳥皮など他の料理も絶品、お酒もおいしいので、ぜひ高知に行ったら寄ってみて。
 
 
 
100907_1217471.jpg3日目。 高知道→松山道経由でこんぴらさんへ。 みんな上る前に散々脅すから万里の長城みたいな参道なのかと想像してしまっていたが、想像よりはあっさりしていた。 ここの参道は典型的な「いやげもの」系の店が立ち並ぶ。 昭和時代に栄えたけど今はすっかり寂れてしまった温泉街って感じ。 誰も買い物しないからちょっと可哀想になる。
 
 
 台風が来る前に瀬戸大橋渡らなきゃ、ということで讃岐うどんを食べずに出発してしまったことが心残りといえば心残り。 家にたどり着いた時にはもうグッタリしていて、シャワー浴びて御飯食べて爆睡。 でも次の日になると、ほんの昨日おとといの事なのに、旅の間の出来事がまるで遠い遠い手の届かないところに行ってしまっているみたいで、思い出すのが耐えられないくらいに切なくなる。 でも、多分、何年経っても、こうやって鮮明な再現性を持ってふいに何度も心の中に現れるんだろうな・・・他の年の夏の記憶がそうであるように。 春でも秋でも冬でもない、暑い夏の出来事だけが、そうなのだ。

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CA391332-0001.JPG元々荷物が少ないと自負しているほうだがさすがに4年半近く経つとなんでこんなもの取っておいてあるんだろうみたいなものが色々とたまってくる。 この本に誘発された形で、なんとなく小物や雑貨の整理を始めたら止まらなくなって、衣類や本、CD、DVDをかなり処分してしまった。 過去何回かの引越しの際に本やCDを買い取ってもらったことがないわけではないが、大量に持ち込んでも良くて4000円くらいにしかならなかった記憶がある。 けどまあとりあえず買い取り屋さんに持ち込んでみることに。
 
 
まずBOOKOFFへ書籍を持っていく。 結果・・・3330円。 いちばん高く売れると思っていたヘルムート・ニュートンの写真集がなんと引き取り不可。 逆に捨てようと思ったが思い直して持ち込んだBRUTUSやCASA、CUTなんかのちょっとひねり系雑誌や料理本系、美術館の特別展に行ったときに買った目録本系もダメ元で持っていったら、思いがけず引き取ってもらえた。 VALENTINAっていう60‘sイタリアの漫画も持って行くところに持っていったら値がつくと思うんだけど・・・これは引き取り不可。 ケイト・モス写真集は売れてブリジット・バルドーは不可。 も~わかってない。
 
 
CA391331.JPGCD、DVDも後日BOOKOFFへ。 結果・・・なんと驚きの11120円! この時は後からお金を受け取りに行ったので実際何が売れて何が不可だったのか見てなかったが、改めてレシートを見てみると、1点だけで1700円とか1200円とか値の付いてるCDがある・・・いったい誰のCDだったんだろう?

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CA391315-0001-0001.JPG昔はデパート食品売り場のお約束だった、この回転駄菓子売り。 まだあるんだようかん玉とかバターボールとかラムネとか。 子供の頃は眺めてるうちに気持ち悪くなってしまっていつも大変なことになっていた。
 
 
そう言えばこの前、屋上のビアガーデンでダンスの納涼会があったとき、「オレ大丸来たの初めてっすよ。」という1984年生まれの男の子の衝撃発言があった。 そ、そうか・・・時代はそこまで来てしまっているのか。 まあかく言う私もビアガーデンと無印良品以外は用がないもんなあ。
 
 
じいちゃん、ばあちゃんが大丸マニアだったので、私が幼稚園生の頃はよく連れて行ってもらっていた。 今なら大型量販店や大型スーパー、通販で買うような物をほとんど大丸で買ってたなあばあちゃん達・・・学習机とかランドセル、発表会やよそいきの服、バッグ、靴、靴下、傘、ハンカチ、スカーフ、マフラー、手袋、財布、扇子、万年筆、おもちゃ、食器、フライパン、包丁、ハムやローストビーフ、おかき・・・ホントにあのころはなんでも売ってたしお客さんも多くて食堂なんか食券買うのに大行列だったのを覚えてる。 大丸行くよとひとたびお声がかかると私のテンションは朝からウナギ登り。 そりゃあそうだろ。 大人たちの為の買い物をする間おとなしく待ってさえいれば、あとはお洋服とおもちゃとハンバーグとクリームソーダと屋上の乗り物っていう夢のフルコースが待っていたんだから。
 
 
屋上の乗り物といえば・・・今の大丸の建物は私が10歳ごろに鳥取駅の高架事業に伴って移転してニューオータニとセットで建ったと記憶していて、その前は今のバスターミナルがあるあたりに、地下階も無くエスカレーターもない3階建くらいの建物が建っていた。
今考えるとデパートと名乗ってはいるもののとっても小規模だったんだなあと思うがひとつだけ、前の大丸の方がゴーヂャスだったと思うものがある。
 
 
・・・・それは、タコ。
 
 
屋上にね~あったんだよ~足の先にゴンドラがついてて回りながら上下する巨大なタコが~。
でもこの記憶をシェアしてくれる人が誰もいない・・・同年代の人も知らないっていうし(中部の人間でその頃わざわざ大丸まで買い物に行くっていう人はあんまりいなかった)・・・今までで唯一あったあったと言ってくれたのはマイカねえさんぐらい。 でもあったっていってくれたから私のマボロシでない事は確かなんだわ。
 
 
このタコとあとオレンジジュースが透明ケースの中で噴水になってて、オレンジと白の縦じまの紙コップに注がれて出てくる10円のオレンジジュース販売機・・・これが失われてしまってさみしい大丸アイテム・・・・回転駄菓子売り機にはぜひこれからも現役でがんばって頂きたいものでございます。

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CA391309.JPGしょうゆ味のエーゲ海みたいだ。 みんな楽しそうに海で遊んでるなあ・・・こんなことなら水着持って来るんだったよ・・・お盆過ぎてからでも泳いでもいいっていう考えが頭の中にまるでなかった。
 

 だって子供の頃は、海開きの7月1日から8月始めまでっていう具合に厳密にCA391304.JPG海水浴シーズンって決まってたような・・・8月に入ると、
  1, 土用波が立って海が荒れる
  2、クラゲが大量発生する
という理由で海水浴してはいけないことになっていたと記憶してるんだけど・・・見たとこじぇんじぇん波立ってないし、クラゲも浮かんでなさそうじゃん?


とりぎんホールのニューオータニ経営のカフェレストランって、いろいろ賛否両論あるみたいだけど私は結構好CA391310-0001-0001.JPGきなんだよねここの味・・・・図書館に着いたのが4時半で到底ランチバイキングに間に合う時間じゃなかったけれど、ここのもう一つのマイフェイバリット、アップルパイを食べに入った・・・けど売り切れだった。 ちょっと晩ごはんには早かったけど、昼ごはん食べてなくて結構お腹すいてたのでこんなもの頼んでみた・・・・プレシアターメニューだって。 これ都会とかだと観劇後にまたゆっくりと食べるwithアルコールになるんだろうけど、この辺じゃファミレスとファストフードしか開いてない。

量的には確かに少なかったけど、ちゃんとタンパク質:炭水化物:野菜が1:1:2になっていて満足できました。

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・・・・・そろそろ書いてもいい?
 
 
アメリカで成功できるなんて誰も思ってない・・・ファンですら、いや当の本人ですら思ってない・・・っていうか成功しようとも思ってないだろう。 要は合法的に海外に長期滞在できるんならそうしたいってことだけなのだ・・・私も若い頃そうだったから気持ちはよ~くわかる。 そしてそういう外国かぶれの若い男の子にとっては、ジャ●ーズ系仕事というのは“やってらんね~”世界だというのもよ~くわかる。
 
 
だけどなあ・・・・皮肉にも彼がいちばん輝くのはこのジャ●ーズ系お仕事の中でのみ。 それはファンはもちろん、本人にもよーくわかってる。 やりたい仕事じゃないけれど、それには群を抜く才能がある、でもやりたくないからやる気も出ない。 他のメンバーにしてみれば、彼がいないとこのグループは華に欠けてしまうのが分かっているし、素直で単純で天真爛漫ないいやつだというのは分かっているから、多少の我儘は大目に見てなんとか彼をなだめつつできればいっしょにやっていきたいと思っていただろう。 なんとなくそれがわかるから、彼のファンははらはらしつつも他のメンバーに申し訳ないと思いつつもでもなんとかこのグループに留まって仕事を続けてもらいたいと思っていた。 だってそれが見たいんだもの。 あのグループの中のツートップの彼が。
 
 
多分もうひと年とれば、あきらめもついてほとぼりも冷めてジャ●ーズ系仕事しか生きる道はない事に観念してグループに戻って来たいと言い出すのだろう・・・けれどそれでは遅すぎる。 それに他のメンバーはともかく、彼らのファンが黙っちゃいない。 示しがつかないから、とりあえず脱退宣言。 あ~でもホントに勿体ない・・・今が旬だったのに・・・自覚があればポストキム●クにだってなれたのに。
 
 
あの脱退宣言のあと、ジャスコで亀子様にバッタリ会った。 思わず駆け寄ってハグ。 うえ~ん亀子様この度はうちのJ●NくんがK●MEちゃんに大変なご迷惑を・・・ホント残念よね~あのツートップが見たいのにね~K●MEちゃんJ●Nくんのこと頼りにしてたと思うのよ~ってほら~亀子様泣いてるし~。 
もう、だからさ~・・・
 
 
早く観念して帰って来なよ~

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CA391290-0001.JPG今ではファミレスのドリンクバーから果てはファストフードまで、アイスティーと言えばそんなの常識でしょってぐらいの勢いでアールグレイが出てくる。 普通の紅茶よりもアールグレイを使った方がアイスティーに関しては断然美味しい。 独特のエグみと匂いが、ホットだととてもくどく感じるのにアイスディーだとそのエグみがキモになる。 このアールグレイ、セイロンとかダージリンみたいな茶葉の種類の名前、というわけではなくて、どんな種類の茶葉にでもベルガモットの匂いをつければそれをアールグレイと呼ぶ、ということらしい。 茶葉にベルガモットの匂いをつける、その製法を、イギリスに持ちかえったのがグレイ伯爵すなわちEarl Grayというわけ。 またはラプサンスーチョンを飲んだ伯爵が、似たものを茶商に作らせた、という説もあり。
 
 
ベルガモットはアロマテラピーとか香水とか好きな人には結構聞きなれた名前だと思うけど、柑橘系それもオレンジっぽい匂いをつけたい時に使われる精油。 ベルガモットの果皮からその精油を抽出するわけだけど、ベルガモットそれ自体は苦みが強くて食用にはならないらしい。 
 
 
ある種の薬をグレープフルーツジュースで飲むと相互作用を起こす可能性がある、という話を聞いたことがないだろうか? たとえばCa拮抗剤と呼ばれる種類の血圧を下げる薬は、初回通過効果(薬を内服したとき、その有効成分の何割かは、小腸で吸収され血液中に入って薬効を現す以前に、食道や肝臓で代謝されてしまう・・・これを初回通過効果という)を見越して一錠中の成分量を決定しているのだが、その肝臓中でCa拮抗剤を代謝するチトクロームP450という種類の酵素を、グレープフルーツジュースに含まれるフラノクマリンという物質が阻害するため、元来代謝されると見越していた成分量が代謝されずにそのまま吸収される→作用が強く現れ過ぎる、ということなのだ。
 
 
このフラノクマリンという物質、同じ柑橘系でもオレンジやレモンやミカンやゆず、夏ミカンには含まれていないらしいのだが、このベルガモットには含まれるらしい。 どんだけの量の精油を使って作るのか、どんだけの量が一杯のアイスティー中に抽出されてくるのか知らないが、ここはアールグレイティーでCa拮抗薬を飲まないでくださいねおほほと気どって服薬指導するべきなのか・・・・
 
 
コーヒー断ちをしている私の夏のドリンクはアイスティー。 アイスラテが無性に飲みたい時もあるけど、アイスティーも昔と比べたら格段に美味しい。 今のところファミレス、ファストフード系でいちばん気に入ってるのはグラッチェガーデンズのアイスティー。 ガムシロップだけを入れた状態がいちばん好き。

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高校野球始まったんだなあ・・・鳥取県予選準決勝ではジュリ―対MIKA(注:八頭vs倉吉東)で私ひとりだけ熱くなっていたがあっさりジュリ―が勝ってそのまま優勝して県代表になってしまった・・・おもしろくない。 
 「八頭って女子が強いだが。」
「え?それってどういう意味ですか?」
「もともと女子高だったけ女子の競技のほうが強いだが。」
なんだそういう意味か・・・倉吉東なんて元バンカラ男子校で応援団の衣裳は5m先から臭ってきそうなボロボロの羽織袴だし在学中は40km競歩だの遠泳だの自衛隊みたいな行事ばっかりやらされていた。 宝塚並みに躾の厳しい千葉の女子高から東高に転校してきた母親なんて、校舎のあまりの掃除の行き届かなさにショックで倒れそうになったらしい。 
 
 
「150kmの球ってどんなんだろ? っていうかあんな小さい球をあんな細いバットで打てるもんなの?」
「行ってみますか? バッティングセンター。」
「え?行ったことない・・・かずえちゃん行ったことあるだか?」
「何回かね。」
「へえ~。」
俄然興味が湧いてきて、土曜の午後2人でバッティングセンターへやって来た。 スピードボールとスローボールのボックスがあって、スピードボールはストイックにマシンから発射されるがスローボールのところだけなぜかユニフォーム姿のお人形が立っている。
「ここに200円入れるとすぐボール飛んできますからね。」
ほんとだ・・200円入れた途端になんとそのお人形の右腕が一回転して一球目が飛んできた。 あわててバッターックスで構える。 2球目、3球目とどんどん飛んでくるが案の定空振りばかりでバットを掠めもしない。 しかもスイングした後になぜか後ろ足がちょ~ん、ちょ~んと上がってしまってダサ過ぎてヤバい。 かずえちゃんSN3K0233-0001.jpg笑い堪えてるし。
「最初はスイングせずにただバットに当ててみてください。」
言われたとおりにやってみる。 あ、結構当たるじゃん・・・でも自分でも不思議な感じだ。 だって球が見えてるわけじゃないのに。
結局、その日は暑い中かずえちゃんにつきあってもらっているのが悪くてちょっとだけゴロが打てるようになったところで1ゲームだけで退散。 でもあともうちょっとでコツがつかめそうだ・・・・で、日曜日も行ってしまった。 この日は思いがけずしょっぱなから球が飛ぶようになった。 面白い。 面白過ぎる・・・これは憂さ晴らしにうってつけかも・・・・ 
 

実家に帰ってからこの話を母親にしたら一通りバッティングに関する蘊蓄を傾けられた・・・そうだこの人ソフト部だったんだっけ・・・っていうか中学の卒業アルバム見るとソフト部だけじゃなくてバレー部にもバスケ部にも卓球部にもうちの母親が写っている。

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