思考力も記憶力もなくひたすらカンだけに頼った人生を送るMIKAのツメの甘すぎる日常生活
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衝撃の告白
「・・・・ヒットミ―ちゃん。」
「はい?」
「さっきから何しとるだ?」
「あ、私ね~実はふろしきまんぢゅうの包装紙の匂いがも~だいっ好きなんですよ~っ。」
「・・・・・」
「大丸の包装紙もおんなじ匂いするんですよ~あ~いい匂いあ~たまらんあ~・・・」
あまりの衝撃に私は食べかけのふろしきまんぢゅうを持ったまま飛び出し調剤室に雪崩れ込んだ。
「かずえちゃん!」
「どうしたんですか?」
「ふろしきまんぢゅうの包装紙の匂いって嗅いだ事あるか?」
「ああ、あの臭い匂いですか?」
再び食べかけのふろしきまんぢゅうを持ったまま私は休憩室に駆け込んだ。
「ヒットミ―ちゃんかずえちゃんはその匂い臭い匂いって言いおんさるで!」
「え~っ、何故ですか~こんなにいい匂いなのにぃ・・・」
一体何事かと調剤室からかずえちゃんとKさんがやって来た。 みんなでかわるがわる包装紙に顔を埋める。
K「う~ん、いい匂いかどうかは別として・・・確かに何か病みつきになりそうな匂いではあるような・・・・」
ヒ「でしょ?でしょ?」
か「これって赤い色の折り紙も同じ匂いしますよね」
M「ってことは赤い色のインクがそういう匂いだってこと?」
でもふろしきまんぢゅうは赤が混じってるかもしれない茶色だけど、大丸の包装紙は白地に緑一色だし・・・それとも紙自体の匂いなんだろうか・・・・?
それにしてもこんな匂いにフェチがいたなんて・・・でもなんか大丸の包装紙、ってところにヒントがありそうな気がする・・・無意識下に潜む幼少期の幸福な記憶を呼び覚ます匂いってやつ・・・・プルーストにとっての紅茶にマドレーヌみたいな。
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