思考力も記憶力もなくひたすらカンだけに頼った人生を送るMIKAのツメの甘すぎる日常生活
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ワンダーラスト・・・・200本のたばこ、ハイ・フィデリティ、GO!GO!L.A.、ファスト・フード・ファスト・ウーマン、ゴースト・ドッグ・・・こういう路線のちょっとオフ・ビートでエキセントリックでユーモラスな感じの映画。 センスは悪くなくて、でもあんまりスタイリッシュ過ぎないっていうこのさじ加減が好き。 マドンナって、自分が出演する映画は自意識過剰でダメダメだけどクリエイターに徹するといいものができるんだよね・・・主役級3人のうちの男性キャラは本業役者さんではなくて、アングラ界ではかなりメジャーな立ち位置にいるゴーゴル・ボーデロというバンドのボーカル。 なんか雰囲気ヴィンセント・ギャロにそっくり。 でもギャロはどこまでもカワイソ~自分と嘆き続ける陰のひとだけど彼はどことなくひょうきんでポジティブな陽キャラだ。
カポーティ・・・・特に何も考えずに借りて、カポーティ初登場のパーティーのシーンで完全に引き込まれて最後まで一気に見てものすごく脳内に染み込んでしまっている映画。 なんでだろう・・・・それほどショッキングでも陰惨でも派手なシーンがあるわけでもないのに・・・しずかに深く、心に良質だけれど暗い影を落とす映画。 さすがアカデミー主演男優賞・・・凄まじい演技力。
アイアンマン・・・・DVD欲しくなっちゃったなあ。 久々に娯楽大作SFでシラけることなく見ることができた映画。 SF大作でシラけることが多いのは、
1. 戦う必然性が希薄。 敵役が憎らしくない。
2. 何かというと超能力や精神力に頼りたがる・・・・主人公も脚本も。
3. あんま登場人物シリアスに悩み過ぎ。所詮は絵空事なのにさ。
4. やたらルックスのいい似たような性格の登場人物だけいっぱい出して戦いや恋愛に悩んじゃったりすればいいってもんじゃないのにさ・・・。
というわけでアイアンマンは、敵役が憎らしくて適材適所にプロットを引き立てるキャラたちがいて(親友、ロボットの助手、Dr,、グイネス・パルトロウ久々の当たり役と思われる秘書、最初は捨てキャラと思われた女キャスター)、主人公が適度に中年でくまさんみたいにキュートでユーモラスで洒脱でどこまでもプラグマティックに問題解決をしていこうとするキャラなのがツボにはまった。 育休から現場復帰したアカデミー女優グイネスよくこの役引き受けたよねえ・・・結果オーライでよかったけどものすごい賭けだったと思うよ。 美人じゃないけど魅力的なキャラ。 設定上はあくまでお固くて色気のない秘書だけどものすんごくスタイリッシュに見えてしまう。
赤西のソロパートは女性ダンサーがらみ。 私の嫉妬心はガチンコ真っ向勝負ではなくて視界に入らない場所に逃避行という形態をとるので、最後まであんまりまともに見ることができなかった。
今回秀逸だったのは亀ちゃんのソロパート。 いつも男らしい亀ちゃんなので今まで全く気付かなかったけど、彼にはドサ周りの一座の女形みたいなイメージがあったんだ・・・それを今回のソロはうまく引き出している。 衣紋を抜いた一枚羽織の、切れ長の目の薄い唇を赤く染めた亀ちゃんが女言葉で歌うそのイメージはジャパネスク。 1584っていう曲のタイトルは何の意味なんだろうと最初思ったけど、もしかして年号?と思って調べてみると1584年っていうのは戦国時代まっただ中で、本能寺の変があって信長とか森蘭丸とか明智光秀が死んだ年らしい・・・なるほどね。 女形もそうだけど森蘭丸のイメージも加えてるんだな・・・それプラス、イントロとかにSF効果音チックなアレンジを加えている。 これはつまり、本物の戦国時代というよりは、戦国無双のビジュアルを想像してね、ということなんだろう・・・とっても良くできている。 前半は空中を舞い、背中を反らし、カメラ目線に流し眼を決めながら妖艶に、後半はもろ肌脱いで噴水の中でずぶ濡れになりながらシャープにポーズを決める。
ドーム中央にある円形の噴水ステージも効果的だった。 水がいろいろなパターンで飛び出して、ちゃんと着地点の穴に吸い込まれ、床が水浸しになることはない。 これで亀ちゃんは水を切って踊りながらずぶ濡れになったり、6人全員が水の壁の中にすっと佇んでいたりする。
ドームという広いハコなので、オーロラビジョンを使った演出もふんだんにあるんだけど、この映像編集もものすごく効果的でうまいなあと思った。 当然リハとか用意周到なんだろうなあ。
あまり仲よさそうではない、気が合うわけでも、団結力があるわけもなく、グループとしてのKAT-TUNに本人たちはファンほどに愛着があるわけではなさそうで、一触即発で今にも空中分解してしまいそうだ。 その未完成さ、グループとしての危うさ。 他のジャニーズのグループが普段着を着て等身大のメジャー(長調)の歌を歌うことが多いのに対して、KAT-TUNは圧倒的に短調の曲が多い。 アレンジはハードロックやダンス系。 衣装は決して普段には着れないようないかにもの派手なロック系ステージ衣装(マントやフェザー、フェイクファー、フェイクレザー、ベルベットにリベット)。 歌詞は秘めやかだったり、刹那的、妖艶。 切なくてドラマチック。 少し強引で硬派。 でも決して下品にはならず、そのうえきちんと真面目だ。 他のグループにはない華やかさ、危うさ、切なさ、ロックっぽさ・・・・ドームのあちこちに散在する6人が、こだまを返すように低く囁きハイトーンで叫びあうI don't wanna cry alone・・・・6人で横一線になって立ちつくすその姿にしばし陶然となる。
今度はいつ会えるのかな。
「また行くってか?! もういいかげんにやめないそんな子供っぽいこと。」
「いやとっても参考になるんだよ見せ方とか・・・・・同じ舞台人として。」
「・・・・・・・・・・・・」
・・・由良のお台場ではない。
お台場にあるというバイクショップが目的だったのだけど、ついでに日本科学館のリベンジ詣でがしたかった。 大概あの手の博物館って素人や子供にも分かりやすい展示ってのが基本だと思うじゃん?・・・この前一回行ったんだけど、さっぱり理解できなかったんだよ・・・・で、リベンジ。 ついでに同じ建物でターミネーター展をやっているという情報を得ていたので、とりあえず現地へ向かう。 だけどついた時点でもう午後4時半。 結局ターミネーター展しか見れなかった。
そのあとお目当てのバイクショップへ。 KTMの販売&レンタル、ダイネーゼのウエアとMOMODESIGNのメットがメインのショップ。 あのKTMのタンクってまさかプラスチックでできてるんじゃないよね・・・?なんか不思議な質感でした。 で、そこでMOMODESIGNのDEVILを試着してみたんだけど・・・・
かっる~い!!
軽いしコンドルのジョーみたいなデザインも気に入ってしまった・・・どうしよう。 ヘルメット問題ふたたび浮上。
例のこの前買ったばかりのヘルメット、気持ち悪いということはなくなったけど(これはシールドの一部が屈折してレンズみたいに見えてしまうせいだろうと後に判明)、首筋から背中がめちゃめちゃ張ってるんだよね乗った次の日に・・・ただの私のわがままというか体力のなさなんだろうかとも思ってみるけど、確かに重いと何人かのバイク仲間も言っていたし・・・う~ん・・・
ターミネーター4の中のキャラクターが着てた衣装なんだけど、どこが秀逸かというと裾のライン。
大抵ぱっつんとヘソ上かヘソ下で直線裁ちされたデザインか、またはお尻半分くらい隠れるウエストシェイプか、ただズドーンと尻下あたりまで隠れるデザインのジャケットがほとんどだと思うけど、これはウエストに沿ってカーブを描き、ほぼ鼠茎部の5cm上に沿っったラインで裾が裁ってある。 このデザインは、身長が低いためにロングジャケットではバランスが悪く、プロポーション的にいってこの辺でウエストがくびれてほしいなあっていう位置以前に骨盤の出っ張りがやってきてしまうような体形の人間にはうってつけ。 とってもハードだけど女っぽい。
女子ライダーの絶対数が少ないので生産数というか選択肢が少なくて、なかなかこれはといったライダースジャケットが見つからない。 女物だからってピンク色だったりへんな柄つけとけばいいってもんでもないのにさ・・・・かっこいいなあと思っても、大概男物のSサイズの流用なのでやっぱりイマイチかっこよく見えない。 男が着てかっこいいカッテイングと女のそれとはまったく違うんだよね・・・
そういえばライダースジャケット見つくろいに行くはずだったんだよ・・・・どこでどう予定が狂ったんだろ?
はっ! し、しかしこれは・・・・
巣鴨巻き?!
さて、どうしよう。
とりあえず出発するも実家周りが家に囲まれている上、ちょうどカーブから立ち上がるところの県道に出る格好になるので、見通し悪いことこの上なくて進行方向の車線に立ちゴケなしで安全に出られる自信がない(左利きの私はこれが結構厄介事かも・・・小回りしなきゃいけない側が苦手側という・・・)。 それで反対側の車線に出てコンビニの広い駐車場のあるところまですんげ~大回りしてやっと反対側の車線に乗った。
とりあえず倉吉まで。 で、方角的に目的地方面に向かっていると思われる方向=関金と標識が→ってる方向を目指す。 枯れ葉マークの車たちに囲まれてちんたら走ってたら急に標識が見えた。 まっすぐだと犬鋏峠(注:いぬばさりと読みます)、右へ曲がると鏡ヶ成って書いてある。 過去ジンギスカンへ行った時はなんかとってもすっきりしたわかりやすくて近そうな道を通った記憶があるし、鏡ヶ成っていう地名にも覚えがある気がする。 右に行くのが一番最短距離だったかなあ・・・おお無意識に曲がり車線入っちゃったじゃん!・・・あわてて右へ曲がったのでシフトダウンを忘れてて赤い橋の上でつつ~と流れた。ひゃー。
これってそのまま犬鋏行って右曲がってまっすぐ行って左曲がったら目的地はすぐそこだったんだ・・・・私の選んだ道は結果的にちょ~大回りだったみたい。 鏡ヶ成からジンギスカンまでは拍子抜けするほど近かったけどさ、鏡ヶ成に着くまでが長いんだよくねくねくねくね・・・・ひたすらいろは坂ってて車じぇんじぇん通らないしあまりに静かすぎて聞こえてくるのは仁君のシフト低すぎてつらいっす的エンジン音のみ。 こわいよ~こけても誰も助けに来ないよ~時間までにつけないよ~っていうかこれってホントにこの道で着くのかよ~って泣きそうになってたら追い打ちをかけるように背後からバイクが接近してくるのがミラーごしに見えた。 も~カンベンして~とウインカーぴこぴこ出して左に寄ったら、
すげ~!!
不景気のあおりを受けていろいろな意味で参加できない人が多くて寂しかったです今年は。
え?ザ・ホーネッツはどうしたって? ・・・having a baby とgetting old で引退だよ。
これってちょっと前にはやったシナモンロールの亜流だよね。 多めの量のシナモンと熱い温度で溶けた飽和状態の大量の砂糖が小さなブレッドの上にアイシングみたいにかかっていて、それが冷えると砂糖の結晶が析出して半ば溶けてるんだけどじょりじょりした砂糖の歯ごたえもあって、私みたいな軽くて脂っこいよりは重くてゲロ甘好きにはたまりません。
でもこのアイシングのかかるベースとなるものはやっぱりブレッドじゃなきゃいけないのだろうか?なんとなくハード過ぎるというかあっさりし過ぎるような気がしないでもない・・・・で、いろんなベースを想像してみるけど・・・でも、スポンジスポンジしててもパイパイしててもなんか違うか・・・クッキークッキーでもタルトタルトでもない・・・やっぱりパンパンしてるのがいちばんいいのかな?
後記:マシュマロはどうだろ?
「・・・これってなに?」
新しい妖怪の一種なんだろうか?青い小さな物体に2本の黄色い筋があってその上に赤いポチポチが幾つかのっているもの・・・・
「あ~これですか?オカリナですよ。」
と、ヒットミーちゃんが事もなげに言った。
「オカリナ?!」
「これで鬼太郎が妖怪呼ぶんですよ。」
なんと、最近の鬼太郎がそのような手順を踏んでいたとは・・・知らなかった。さすがヒットミーちゃん。
「オカリナってどこに売っとるだ?」
「え?楽器屋にありますよ・・・・また何たくらんでるんですか先生?」
「小さいオカリナが欲しいだが・・・家内呼ぶのに。」
「どこで?!」
「旅先でな、家内呼ぶのに今ホイッスルで呼んどるだけど、もうちょっと気の利いた音の出るもんがええなと思って。」
「・・・・・」
それでそのためだけのちいさなオカリナですか・・・・思えばN先生は限られた用途限定グッズが好きだし、こまかく用途を分けて道具を使うのが好きだ。調剤用のカゴも一種類にすれば大は小を兼ねるしスタッキングし易いと思うのが私だが、先生は大中小とそろえて調剤した薬の量や大きさに合わせて使うのが好きだ。 暇さえあれば先生は通信販売カタログや100均やホームセンターや電機屋を覘いて用途限定グッズを買い求め、また面妖なものを買うてきてと奥さんに叱られる。N家のキッチンは白髪ねぎを切るための道具(ネギール)だとかにんにくの皮むき器だとかその手のグッズでごった返しているらしい。
それにしても・・・ホイッスルで呼ぶかいな普通・・・たとえオカリナのやさしい音色だってハズカシイ。
「あれ、さ~んこと言うけどな、実際地震とかで瓦礫の下敷きになってみんさい、これが役に立つだ。」
・・・タイタニックが脳内に浮かんだ。 そうかもしれないけど、そこまで備えて生きていくのは物に縛られて身動きできなくなってしまうようでかえってオソロシイ。
・・・レクチャーを始めて一時間経過。 それまでにおーめんができたことといえば・・・・
電源を入れる
電源を切る
・・・・これだけだ(汗)。 いや、これさえもマスターしたかどうか怪しい。 マウスを動かして矢印を動かせと言えば、テーブルの端までマウスを動かしてもまだ思うところに矢印が行かず、これ以上動かせんがどうしたらいいかと聞く。 あんたには大海原のようなマウスパッドが必要なのか。
「はい、そこで左クリックして。」
「クリックってなんだいや?」
「・・・押せってことだが。」
するとやおらマウスから手を放し、人差し指で
ぼちっとな!
・・・・それはclickではなくてpushだ。 今週のびっくりどっきりメカが発進するかと思った。 ワープロまでの道のりは遠く険しすぎる・・・っていうかもうすでに私はなかば放棄しかかっている。
大学生の頃、渋谷に出ると必ずパルコブックセンターに行ってKATAN DOLLを立ち読みしていた。 天野可淡という人の作った人形たちのシチュエーション写真集。 リブロポートという出版社から3冊ぐらい出ていて、文庫本以上単行本未満といった大きさだったしたぶん2000円もしなかったんだけど結局躊躇しっぱなしで買わずに終わってしまった。
パソコンを手にいれたての98年頃、唐突にそのことを思い出して、今でも入手可能なんだろうかと天野可淡を検索して愕然とした。 彼女は90年にバイク事故で亡くなっており、リブロポート社も倒産、KATAN DOLL は絶版、お人形たちも保存状態の悪いものが多く朽ち果てたものが多い、という状況。
最近になって別の出版社から新たに編集された写真集が3冊くらい出版されていることをAMAZONで知った。 吟味に吟味を重ね, そのうちの一冊を入手。
彼女の人形でいちばん惹かれるのはその眼。 これは半球ガラスに絵具で着色した虹彩をはめ込んだ後、真中に穴を穿ち、人形に嵌め込んで、その後ろ側を埋めるという作り方らしいんだけど、なんだか永遠をそこに封じ込める、またはその一瞬を永遠に封じ込めるみたいなニュアンスが感じられてなんだかとても神秘的だ。
シチュエーション写真のいくつかはは彼女がアトリエ兼住まいとしていた古い米軍ハウスで撮られている。
朽ち感、シンプルさ、現在の実際のアメリカには残っていない昔のアメリカの空気感みたいなものがあっていい。 私も住みたいんだよね・・・旧米軍ハウスみたいな、ベニスビーチにあるような殺風景な四角い平屋建て。
それに引き替えさらに予算のない中で頑張っている鳥取博物館の京の日本画展。 期待しないで入ったけど結構収穫が多かった。 その省略の美学が、シンプル至上主義の私のツボにはまる。 たとえばこの松の枝に積もる雪。 洋画だったら白絵の具を厚く塗り込めるところだろうが、この絵では、「なにも塗らない」ことによって雪を表現している。 この孔雀の羽根の表現だってあっさりしたもんだよ。 そのほか椿の葉っぱの塗り方だとか鯉の描き方だとか松の枝ぶりのレイアウトだとかそういった具体的な絵の表現のほかに、大阪の街の絵を眺めながら連想が連想を呼んでなぜか勝新太郎のことを考えていたり、似たような構図の屏風絵からどうもじいさんと鶴はセットらしいという考察を得たり(そばにいた学芸員の方にもその疑問をふってみたのだが、大笑いされるばかりで満足のいく返答は得られなかった)。