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思考力も記憶力もなくひたすらカンだけに頼った人生を送るMIKAのツメの甘すぎる日常生活

   
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最近観たDVDなど
ローラーガールズダイアリー
昔々の70年代、日本でもローラーゲームのTV中継が毎週日曜の午後にあった。 なかなかかっこいい70年代不良っぽいイカしたねーちゃん達がいっぱいでてきてて、ルールがわからないなりにも一生懸命見ていた記憶がある。 現在はアメリカの非常にローカルな場所でのみ細々とローラゲームは行われているらしく、劇中でも片田舎の街にたった5チームしかない女子のみのリーグ、っていう設定になっている。 ゲーム中は真剣に敵対していても、ゲームを離れるとプロレスの団体みたいに5チームみんな仲がいい。 どこか一本気合の入った野獣系、でもみんな本音で生きててユーモアがあってサバサバしてて、なんとなくキュートで憎めない女の子たち。 特にジュリエット・ルイス演じるエキセントリックなライバルキャラが好き。 初登場シーンから目が釘付けになってしまった。 こんな風に芝居がかったクールかつコミカルなパフォーマンスができたら最高だなって思う。 この人一時はブラピの彼女だったんだよなあ・・・
これが初監督作品のドリュー・バリモア。 BGMの選択からしてイカしてるし、やっぱりドリューみたいなタイプの女の子ってこういう男の子達が好きなんだな~っていう見本帳みたいな男子キャラ達がいろいろ出てくる。 クールであれワイルドであれ、軟弱だったり冴えなかったり浮気性だったりしても、みんなどこか女の子達のハチャメチャな言動に付き合ってくれる寛大さがあるのだ。
 
 

冷たい雨に撃て。約束の銃弾を
細かなストーリー展開のツメの甘さやラストにやや問題はあると思うけど、基本的には偉大なパターンを踏襲した任侠カタルシス映画。 寡黙に復讐を狙う主人公と侠義によってのみ結束した3人組のマカオの殺し屋、そのいとこの武器商人、結果的に敵対することにはなってしまったが同じような立場にいる同業者、みんなやることはびしっとやるが普段は凡庸さをまとっているところがこの映画のキモ。 主人公のシベリアンハスキーみたいな渋いルックスがクール。
 
 

華麗なるアリバイ
愛人其の一が「彼は私のことを一番愛していて、私にだけはどんな事も話していた。」と言えば、妻は「彼は私のことを想いながら他の女と寝ていた。」と言う。 みんなとんでもなくあつかましいな・・・誰を一番愛していたとかそういうことじゃない。 そのとき目の前にいる女は愛していたかもしれない。 でもまた別の瞬間には違う女を愛している。 または誰も愛してなかったか。
狂言回しのうつ病のほっそりした女の子が身にまとうフランス人らしいあいまいな霞のような服、愛人其の二の肉感的なイタリア人女優のそっけないほどにシンプルな強い服、どちらもスタイルがあっていい感じ。
 
 

NINE
主人公である映画監督の妻にはとっておきの思い出がある。 駆け出しの女優だった頃、新作映画のためのスクリーンテストを受けた。 将来の夫になるその監督は、テスト中の彼女に耳元で囁いた。「髪は下した方が君はきれいだよ。」
しかし時がたち、夫の新作映画の主演女優のオーディションに立ち会ったとき、彼女は知ったのだ・・・自分にだけ囁いてくれたとばっかり思っていたと全く同じその殺し文句を監督はどの女優にも囁いていた・・・っていうか男の方はそれを殺し文句だともなんとも思っていない。 そしてなんでそんなに妻が悲しがり怒っているのかも全くわからない。
この映画の監督は男性だけど以前からいわゆる女性心理というやつにとっても鋭敏な嗅覚を持っているってのが定評で、この映画もギャラめっちゃ凄かったんでないのってくらい今が旬の演技力もある大物女優ばかり出てくるが、その女優達の誰もが、この監督のことを手放しで絶賛している。 だろうなあ・・・だって彼は女優一人ひとりの、彼女だけが持つ魅力を最大限に引き出して撮ってくれてるもの。 大物女優が夫に持つべきは10歳以上年の離れた大金持ちか監督に限る・・・間違ってもお笑いなんかと結婚しちゃいけない。
 
 

リミッツ・オブ・コントロール
今を去ること20数年前、渋谷系オリーブ少女にとって必須映画だったジム・ジャームッシュの「ストレンジャー・ザン・パラダイス」と「パーマネント・バケーション」。 その後も、彼独特のストーリーがあってないような、心が10cmだけ幽体離脱して彷徨っているような映画を私はほぼフォローし続けているが、この最新作も、今まで通り、あんまりストーリーを追うことには意味はなく、その場面場面の映像ととっぽいキャラとそのセリフ回しとを楽しむのがキモの映画に仕上がっている。 そのうちの登場人物のひとりの女の子、初登場シーンからいきなり全裸。 それからずーっと登場シーンは全裸。 服着たっ!と思ったら透明ビニールのレインコート。 しかも黒縁メガネだけはいつも外さずかけている・・・全裸なのに。
恵比寿ガーデンプレイス、シネ・ヴィヴァン六本木など、良質でスタイリッシュでマニアックな佳作を上映していた映画館が最近軒並み閉館の憂き目にあっている。 ゲームみたいな映画かご近所日常系な映画しか作れないし観ることができないご時世にだんだんなってきてるらしい・・・レンタルDVDショップもあんまりマニアックなものはリリースしなくなってきた。 地方に住んでても、単館系映画が見れるいい時代になったもんだと思ったのもつかの間だったみたいだ。

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