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思考力も記憶力もなくひたすらカンだけに頼った人生を送るMIKAのツメの甘すぎる日常生活

   
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ディープ出雲
出雲大社に日御碕、八重垣神社・・・このあたりは遠方から友達とか親戚が来るとマストに連れて行かねばならない観光スポットなので、物心ついてからそれこそいったい何度行ったかわからない。 しかし、全国の神様が出雲で決起集会すなる旧暦10月。 そんな目出度い今日この頃、目指したのは今までその存在を全く知らなかった、ちょっとディープな場所。
 
 
9号線沿いの揖屋駅近くの住宅街の一角に、その見落としそうに小さな看板はある。
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←黄泉比良坂(よもつひらざか)徒歩3分
 
黄泉とはあの世。このあっさりひっそりとした佇まいの道の先に、あの世が繋がっているというのだろうか?
 

最初はいつものように好奇心に引っ張られて山道を進んでいた。 途中白くて平たいキノコが群生していて、その白い物体も白いキノコだと思って通り過ぎようとした・・・
 
ぎゃ~っ!!!!
    い、犬の白骨死体が~っ!!
 
一気に帰りたくなったがやっぱりここまで来ては引き返せない。 その1メートルほど先には丸い石を積み上げた塚があって、これも何かを埋葬した跡だったりするのだろうかと思ったりしてどこまでもマイナスの気を感じながら殆ど駆け足でナナメった山道を進んでいくと・・・
 
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・・・あった。
 

昔イザナギとイザナミという夫婦の神様がいた。 イザナミは末子を出産する時、その末子が火の神だった為に自分が焼死してしまった。 嘆き悲しんだイザナギは黄泉の国へ行ってイザナミの名前を呼んだ。 すると暗闇の中からイザナミの声がする。 更にイザナギが暗闇に向かって戻ってこいと叫ぶと、黄泉の国の神に相談するから待っていてください、その間決して私の姿を見ないでください、と返事が。 イザナギは言われた通り大人しく待っていたが、あまりに長かったので思わずイザナミの姿を探した。 暗闇の先にイザナギが見たものは、腐った体のあちこちにウジの湧いたイザナミの姿だった。 恐ろしくなったイザナギはいちもくさんで黄泉の国から逃げ出した。 怒ったイザナミが後を追いかけてきた。 黄泉の入り口まで逃げてきたイザナギはその入り口を大きな岩3つでぶんぶんと塞いでしまった。
 
 
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・・・これがその岩。
 
 


CA391437-0001-0001.JPG全国の神様集結中の出雲大社にお参りして、大鳥居の左横にある八雲で三色割子そばを食べる。 コシのあるワイルド系、おダシはニシン、ネギ抜きにしてもらってご機嫌。 蕎麦湯もおいしかった。 写真は2段目に取りかかって生玉子をまぜまぜした後にあ、そうだ写真、と思って撮ったもの。 
 
 
CA391449-0001.JPG薬局へのおみやげに生姜糖を買った後、大社の左横を通り過ぎて、車一台はとりあえず通るが対向車が来たら広い部分で待ってなきゃいけないような山道を20分くらい走って海岸沿いの小さな漁村に出る。そのままセンターラインのない海岸沿いの細道を走っていくと、岩をくりぬいて造ったトンネルの手前、小さな橋の下に小さな漁船が3隻くらい見える場所に来る。 そこに巨大な青緑色の岩盤があり、下の方に洞窟が見える。
 
 
猪目(いのめ)洞窟。 何より不気味なのはこの洞窟が夢の中に出てきた者は近々必ず死ぬ、と言われていることだ。 中に入ってみると、小さなコウモリがバサバサと飛びまわり、雫があちこちからポタポタと落ちて全体が湿っている。 昭和20年代、砂に埋もれていたこの洞窟が漁業関係の工事中に発見され、そこから縄文、弥生時代の人骨や生活遺物がいくつか発見されたとのこと。 なんか生活臭と言ってはあんまりかもしれないが、それ程おどろおどろしい気配は感じなかった。
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今回は他に須佐神社、佐田神社を予定していたけどここで時間切れ。 なんか新しい博物館みたいなのも出雲大社の近くにできてたし、また後日行ってこようと思う。 今度は蕎麦は荒木屋行ってきます。  

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