思考力も記憶力もなくひたすらカンだけに頼った人生を送るMIKAのツメの甘すぎる日常生活
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夏の終わりの旅
犬狭峠を越え、湯原ICで岡山道に乗る。 外側の車線をおとなしく制限速度で走る・・・落合JCTに近づくと、片側2車線の中央寄り、通常追い越し車線になっている方が岡山方面へ通じるように路面に書いてあったので車線を変更。 しばらく走っていたら、いきなり覆面パトカーが視界に飛び込んできた。 サイレンを鳴らしながらパトカーは反対車線をものすごい勢いで走っていく。
(あ~びっくりしたびっくりしたも~心の臓にちょ~悪いよ~・・・あれ?なんでワタシ追い越し車線走ってるんだろヤバいよ車線変えなきゃ~)
・・・・なんで追い越し車線走ってたのか思い出した時にはすでに遅く、車は分岐点を通り過ぎて大阪方面へ・・・
非難轟々の中、院庄ICで反対方面に乗り換え軌道修正。 再び岡山道→山陽道→しまなみ海道→196号線経由で道後温泉到着。 宿泊先は道後温泉本館が目の前にある小ぢんまりしたホテル。 外ごはん派にはうってつけだと思う。 温泉はもちろん本館のやつに入るわけだし。 お約束の一六タルトを薬局のみんなへのお土産に買った。 商店街もいわゆる「いやげもの」系ではなくて小奇麗な店が多かったよ。
2日目。 道後温泉を出発し、11→194経由で高知入り。 MIKA妹たっての希望で桂浜へ。
「坂本竜馬について知っていることを言ってみない。」
「え~っと、髪が長い。」
「・・・・」
「背が高い。」
「それって竜馬っていうより福山雅治でしょうが。」
「・・・ハカマを穿いている。」
「・・・・」
またも非難轟々。 その後ひとしきり竜馬についてレクチャーされるが、固有名詞にやたらと漢字が多くて全く頭に入らない。 カノッサの屈辱とかアナクシマンドロスみたいにインパクト強過ぎて頭にこびりついて離れないような名前だったらいいのに。
折しも台風が近づいていて、桂浜には怒涛の波しぶきが立っていた。 竜馬像の目線の先には昔と同じ、紺碧の太平洋。 結局、竜馬が何をした人かはあんまり理解できなかったけれど、何かが自分を待っているような予感・・・此処ではない何処かへと、何かに駆り立てられるように水平線の彼方を見つめていた・・・そんな竜馬なら痛いほどわかるような気がした。
高知駅前のビジネスホテルにチェックイン後、はりまや橋近くの居酒屋「一本釣り」へ歩いて向かう。 ここで3年前に食べたカツオのたたきの味が忘れられず、またわざわざやって来てしまったのだ。 見よ!このぶ厚さ! 鳥取で食べるカツオのたたきが、薄切りの、殆ど火の通ったローストビーフだとしたら、ここのたたきはまるで極上ヒレ肉のレアステーキ。 魚というより生肉を食べている感覚に近い。 鳥皮など他の料理も絶品、お酒もおいしいので、ぜひ高知に行ったら寄ってみて。
3日目。 高知道→松山道経由でこんぴらさんへ。 みんな上る前に散々脅すから万里の長城みたいな参道なのかと想像してしまっていたが、想像よりはあっさりしていた。 ここの参道は典型的な「いやげもの」系の店が立ち並ぶ。 昭和時代に栄えたけど今はすっかり寂れてしまった温泉街って感じ。 誰も買い物しないからちょっと可哀想になる。
台風が来る前に瀬戸大橋渡らなきゃ、ということで讃岐うどんを食べずに出発してしまったことが心残りといえば心残り。 家にたどり着いた時にはもうグッタリしていて、シャワー浴びて御飯食べて爆睡。 でも次の日になると、ほんの昨日おとといの事なのに、旅の間の出来事がまるで遠い遠い手の届かないところに行ってしまっているみたいで、思い出すのが耐えられないくらいに切なくなる。 でも、多分、何年経っても、こうやって鮮明な再現性を持ってふいに何度も心の中に現れるんだろうな・・・他の年の夏の記憶がそうであるように。 春でも秋でも冬でもない、暑い夏の出来事だけが、そうなのだ。
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因みに金毘羅さんは本殿までは比較的石段も緩やかですが、奥の院に行くのはかなり石段が急勾配になりますよ。(残り700段石段を登ればですが。)
でも勿体なかったね、香川に行ってうどんを食べなかったのは、有名なお店がいっぱい有るのにね…。まっ、また次回と云う事で(笑)
最近はウィークデイにしかバイク屋に行けないからなかなか顔も合わせないかな。