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思考力も記憶力もなくひたすらカンだけに頼った人生を送るMIKAのツメの甘すぎる日常生活

   
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巣鴨
以前にも何回かブログに書いたが、私の母親は巣鴨生まれだ。 東京大空襲で家は全焼し、借家だったのでそのまま再建することもなく、一家は祖母の実家の近くへ引っ越した。
 
 
何年か前に巣鴨の地蔵商店街の端っこの、母の生家があった場所に行ってみたことがある。
当然ながら当時の面影は跡形もなく、その場所にはローソンが建っていた。 真夜中に近くてあたりはほとんど真っ暗な中、そのローソンだけが内から外からの光に煌々と照らされ闇に浮かんでいた。 なぜだかとても物悲しい風景だった。 私はほとんど泣きそうだったが、母親は普通にしていて何の感慨もなさそうにローソンを見ていた。 とてもとても怖がりで傷つきやすい心を持った母親は、生きていくうちにあまりにも怖いことや悲しいことに重い重い蓋をして考えないようにして、感情に押し流されることなく現実的な事柄をてきぱきと片付けていくという知恵を身につけていた。 私はと言えば早くこの場所を立ち去りたくてしょうがなかった。 私の蓋は恐ろしく軽くできている。
 

ブラタモリが巣鴨をやるというので両親と観ていた。 巣鴨には染井という墓地になっている地区がある。空襲のとき、祖母と母の姉は命からがらこの染井の墓地に逃げ込んで助かったんだという昔話を何度となく聞かされていた(母は疎開中)。 その染井はさかのぼること江戸時代、墓地ではなく植木屋さんが密集していた地域だったそうで、そこの植木屋さんが品種改良してできた桜が染井吉野という桜・・・今では全国通津浦々に咲き誇っているあのソメイヨシノなんですと。 ソメイヨシノのソメイとは染井の墓地のあのソメイ、九松山の桜も打吹公園の桜も、ルーツは染井に・・・おお~すげ~ブラボ~と意味もなく感慨にふけるわしら親子。 ブラタモリってなんでこう見てると気持ちが高揚してくるんだろう? 昔はこんなだったんでしょうね~というCGが出てくる時その高揚感は頂点に達する。 なんでそうなるのか自分でもよくわからない。

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