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思考力も記憶力もなくひたすらカンだけに頼った人生を送るMIKAのツメの甘すぎる日常生活

   
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ここ半年間で観たDVDの中から (3)
路上のソリスト
 
所謂オシャレ好きとかお洋服好きと言われる人たちの中の一派に(ちなみに私はオシャレ好きでも洋服好きでも無い。 私が興味あるのはどんな服を着ればその人がより魅力的に見えるかということだけだ。)、古着とかハンドメイドとかチープシックが好きだったり、隙間恐怖症なんじゃないかっていうほど重ね着って重ね着ってひとくせもふたくせもある小物をじゃらじゃらつけてないと気が済まないっていうタイプの人がいる。 私とは趣味が合わないなと思いつつそれでも時々その思いがけずもチープなのにゴーヂャスなセンスにハッとさせられることもままある。
 
主人公は実在のコラムニスト。 たまたま彼が路上で遭遇したホームレスで統合失調症らしき病を抱えている天才チェリスト。 このチェリストの着ている服が、拾った服を自分のただ好きなように組み合わせているだけなんだろうけど、多分、前述した類のオシャレ好きさん達を唸らせずにはいられないだろうと思われるセンス。 衣裳さんよいお仕事。
 
オーケストラの演奏するベートーベンに恍惚となりながら、“そこに神がいる”とつぶやくチェリスト・・・・なるほどね、そんな類の音楽なんだベートーベンって。 何かのBGMに成り下がることを許さない、純粋絶対音楽。
 
 
 
夏時間の庭
 
70過ぎの母親が一人暮らしする郊外の豪邸の庭に、三人の子供とそれぞれの家族が集まって母親の誕生パーティをしているところからこの映画は始まる。 魅力的といわれるおばあさんは、おおらかで母性的なタイプか、小作りでキュートなかわいらしさを持ったタイプか、または潔いまでにとことんマニッシュなタイプか、とことんお金と手間暇をかけたエレガントタイプかそのどれかだと思っていた。 だけどこのおばあさんはそのどれでもない。 品よくコケティッシュ。 不相応の若づくりなんかしていない。 下品な色気ばあさんでももちろんない。 シルバーグレーのボブヘアに、何の変哲もないシャツとひざ下丈のタイトスカートとパンプス。 なのにコケティッシュ。 守ってあげたいような、儚い色っぽさ。
 
 
思い出や秘密、誰も気にも留めない昔話
みんな私といっしょに消えていくの
 
印象に残っているこのおばあさんのセリフなんだけど、なんかどっかで似たようなセリフ聞いたよなあ・・・ってずっと考えてて、やっとブレードランナーのロイ・バッティのラストのセリフだということに気付いた。
 
俺はお前達人間の想像を絶するような光景を見て来た
オリオン座のそばで紅蓮の炎に包まれるバトルシップ
タンホイザーゲートの暗黒を切り裂くCビームの輝き
それらすべての記憶も、やがては消え失せる
雨のなかの、涙のように
その時が・・・・やって来た・・・・
 
このシーンの為にこのブレードランナーという映画は存在するといっても過言ではない。
後から出たいろんなバージョンよりオリジナルバージョンの方がいい。

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