思考力も記憶力もなくひたすらカンだけに頼った人生を送るMIKAのツメの甘すぎる日常生活
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今、右手の小指から腕、肩、首を通って左手の小指にかけて13か所も蚊に咬まれていて、ふとした拍子に猛烈にかゆみを感じる。 一番手っ取り早いのはステロイドの軟膏を塗ることだがそれはなるべく使わずにじゃあ何で治そうかとすると、通常は抗ヒスタミン剤が主流。 だけど私は使用期限切れで破棄されたカチリを使っている。 なぜかというとその白くてひんやりしてもちゃーっとしたテクスチャーと、水彩絵の具みたいな匂いが好きだから。 それに結構効く。 皮膚に塗ると、患部の上で白く固まってかゆみをとり、心なしか患部を小さくするような気がする。
カチリって普通呼ぶけど本名はフェノール・亜鉛華リニメントという。
右に見えますのがフェノール。 ベンゼン環の水素が水酸基に置換されたものを一般にフェノールと呼ぶのだけど、医薬品で言うところのフェノールは水酸基が一個だけのヒドロオキシベンゼン。 一般的には殺菌の用途で使う。 かゆみをとるっていうことはこれにも抗ヒスタミン作用があるのかなあと気になって調べてみたら、なんと弱い知覚麻痺作用によって痒みを感じなくさせているとの事。 同様に痛みも感じさせなくなるらしく、それで水ぼうそうにも使われるらしい。
亜鉛華=酸化亜鉛は乾燥、保護目的で加えられている。 この為に患部に塗ると白く固まって、水ぼうそうだったら水分を吸い取って皮膚を保護してくれる。 白色塗料としても頻繁に使われるとのこと。 水彩絵の具のような匂いじゃなくて酸化亜鉛の匂いが絵の具の匂いだったんだ・・・
あ、でも傷をもったり掻き壊した患部には使わないでだって・・・・私は使ってるけど。
え?どうしてカチリって呼ぶのかって?・・・・知らない