思考力も記憶力もなくひたすらカンだけに頼った人生を送るMIKAのツメの甘すぎる日常生活
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美術館三昧(写真はクリック拡大できます)
次、上野の国立西洋美術館、大英博物館所蔵の古代ギリシャ展へ。・・・石って彫ったことある? 絵を描くより数段大変だよ?・・・何のメソッドも道具も情報も無いところからいきなりこんなパーフェクトなもの作っちゃうなんてなあ・・・不思議なのは、男はなんかうっすら脂肪が乗って滑らかげで、お尻のところにえくぼなんか出てるし、女は結構筋肉質で、これって男尻だろ?としか思えないような腰つき・・・後ろから見ると男女いったいどっちなんだと迷うような彫刻が少なくないことだ。 ビーナスとかアドニスとかそういう美の神様だの美の化身だのを題材にすると、ギリシャ人の感覚ではなぜか両性具有的になってしまうらしい。 そういえば ギリシャってBLが普通に存在してたらしく、それ系の展示物も何点かあって、それを見てやたらアツくなってたメガネ女子たちが印象的だった。
ここには松方コレクションの常設展もある。 中世のイコンとかルネサンス、新古典主義とかゲンナリするほど宗教画見た後で、20世紀絵画の部屋に来るとなんか押しつけがましくなく自由に観れてほっとする。 好きなアーチストのひとりルオーもいくつかあった。 写真OKだったので撮ってみた。



ワシントンナショナルギャラリー展の客層・・・ウチの両親なんかそうだけど、バブル以前、情報量の格段に少なかった時代、大部分の日本人にとって、西洋絵画と言えば印象派を指すも同然だった。 そういった世代が主な客層。 あとはとりあえず有名どころの画家さんの絵がいっぱい来てるみたいだから、ちょっと見に行ってみとこうか層。
古代ギリシャ展の客層・・・これがなんか不思議な客層だったんだよね・・・美術館よりも博物館が似合いそうなタイプ・・・流行りだとか着るものや外見に全く無関心、オタクのみなさんの方が全然流行に敏感な感じがしたくらい、質実剛健、古典、歴史、哲学大好き、けど現代の政治や経済にはあんまり関心なし、求めるのは永遠究極の真理のみッス、みたいな。
で、パウル・クレー展の客層なんだけど・・比較的年齢層が若い。そして独創的なオシャレをしてる人が多い。 独創的なオシャレってともすればセンスが悪かったりひとりよがりで見るに堪えなかったり異様になよっちかったり懲りすぎて過剰になったりすることが多いんだけど、そうはならずに美的に納得できるっていうか・・・たとえば男子だけに限定して言っても、冴えたスカイブルーのTシャツに薄いパープルのスゥエットパーカを重ね着してたり、形はあくまでオーソドックスなシャツなんだけど柄や色に一癖あってしかもよく似合ってたり、普通丈のチノやワークパンツじゃなくってショーツを品よくものにしていて、足元はちょっと凝ったデザインのビルケンシュトックだったり、アイウエアやかぶりもの・・・奇をてらわず、古臭くならず、フェミ男にもならない範囲のアイテムを上手に使って着こなしている。 年齢層が比較的若いと言ったが老齢層もクールなオーラをまとった人が多かった。 職業的にたとえて言うと、アーチストとか服のデザイナーっていうより建築家とかプロダクトデザイナーとかウエブデザイナーとか、理系入ってます系の前衛クリエイターっぽい。 クレー自身がバウハウスの講師だったんだもんな・・・ツボが似てるんでしょうきっと。 もちろんクレーの絵にも線や色や構図やらものすごく刺激をうけたんだけど、おんなじくらい観客の皆さんにも楽しませてもらった。(ただしそういったオシャレをしたセンスのいい男女が性的に魅力的かというとそれとこれとは別問題なんだけど・・・)
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