思考力も記憶力もなくひたすらカンだけに頼った人生を送るMIKAのツメの甘すぎる日常生活
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コーヒーに纏わる最近の話題 その2
鳥の劇場には公演当日の公演時間前後にだけホワイエにオープンするカフェがある。何気にオーダーしたブレンドコーヒーを何気に啜ってそれがびっくりするほど美味しかったので何処のどなたが淹れてらっしゃるのだろうと改めて注意してみた。
2人の女性スタッフが忙しさにパニック気味になっているのを尻目に、後方で優雅に黙々とコーヒーを淹れていらっしゃる熟年男子がひとり。この年代のちょっとメタボな体型のひとって服装も端々に破綻が見えてくる(サイズ感がゆるすぎたりまたはきついのを無理して着てたり、もう身なりなんてどうでもいいや年だし太っちゃったし感があちこちから漂う)ことが多いのだが、この方は変なこだわりのなさそうな普通の服をジャストサイズでこざっぱりと着こなしていらっしゃるのが好印象だ。
どのようにそのコーヒーが美味しかったのかというと、この一言に尽きる。
癖がない
なんというか、身体に滋味な飲みものをいただいている、そんな錯覚にとらわれそうなほどに癖がない。苦過ぎず濃過ぎず酸っぱすぎない、どちらかというと薄めなのだが、くどさを感じないままにしっかりとコーヒーの風味と馥郁たる香りを堪能でき、舌触りがまろやかでスルスルと喉越しが良い。
カウンターの上にお店のアドカードが置いてあって、それにはtoujoursと書いてあった。toujoursとは、近頃食好き、甘い物好きの間で良く話題にのぼる岩美のこだわりのケーキ屋さん。(ただし評価は真っ二つに分かれる。ケーキならイチゴのショートケーキ、十割りそばより二八そば、五穀米より白ご飯、香ばしくて歯応えのあるパンよりふわふわの白食パンが好き、香辛料やハーブのニオイが苦手、慣れ親しんだ日本の家庭料理が一番好き、B級グルメに興味あり、といったタイプの人なら間違いなく低評価を下すだろうし、ロハスやエコやエスニックやハーブやスパイスに興味があるようなタイプや、ブルーチーズやナッツなんかのアクの強い食べ物が好きな人ならば多分高評価を与えるだろう。)そうかあそこのコーヒーなんだ、と納得して家に帰ってその日の劇の感想を書こうとネットで鳥の劇場の検索をしているうちに、どうもコーヒーはまる達コーヒーというところのを出しているらしいことが判明した。あのコーヒーを淹れていた熟年男子はまる達さん本人だったのだろうか?
で、そのまる達コーヒーなんだけど、カフェや喫茶店展開をしているわけではなくて、普段は焙煎した豆のみを販売している鹿野のお店、とのこと。鳥取市内のわりと高評価を得ている若手経営のカフェなどに豆を卸しているらしい。が、その中でもたぶんいちばんのお得意様だったと思われるある有名なカフェは、もうまる達コーヒーの豆ではなくなっているという。何があったんだと勘ぐりたくなるが、それはさておき、あのコーヒーがまた飲みたいと思ってもなかなかそう簡単にはいかなさそうだということがわかってきた。なんかよく言えばこだわりの、別な言い方をすれば相当偏屈そうな人なんではないかというイメージが、いろいろな情報によって浮かんでくる。
そんな類の話をフェイスブックにのっけたら、グルメでやんちゃな行動派薬剤師M姐さんからコメントをもらった。
「確かまる達のオーナーの別れた奥さんがやってる喫茶店が医師会館の向かいにあるはずだで。」
なんともディープな情報を…どっから仕入れてきたんだM姐さん( ;´Д`)
医師会館で勉強会があったときにそのウワサの喫茶店を偵察に行ってみた。しかし電気はついているようなのだが内部の様子がほとんど見えず、分厚い色ガラス製のドアを押して中へ入ってみようという勇気がなかなか出てこない。
かくなる上はその焙煎のお店に豆を買いに行くか…でもなんだか想像するだに敷居が高くて跨げそうにない。第一、素人さんとか一限さんに分けてもらえるのか? それができるとしても、もしまる達さんが想像通りの偏屈さんで、私がまる達さんの気に食わない客であったとしたら売ってもらえなかったりして…
いまだ二の足踏んで中。次の鳥の劇場の公演がある日まで大人しく待ってます。( ;´Д`)
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