思考力も記憶力もなくひたすらカンだけに頼った人生を送るMIKAのツメの甘すぎる日常生活
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最近読んでる本など
例によってまた図書館の返却コーナーで見つけた「世界香水ガイド」。 読んでいるうちに手元に置いておきたくなってアマゾンで購入。 著者のひとりルカ・トゥリンの著書を、すでに私は一冊所有している。 「香りの愉しみ、匂いの秘密」・・・これはなんてことないショッピングセンターの本屋で偶然見つけてその文章に惹かれて買ってしまった本。
生理学と生物物理学のPh.Dをもつトップレベルの科学者であり、ヨーロッパ知識人としての一般教養も身につけている彼は、科学という世界共通の思考法に基づいた、非常に簡潔で説得力のある美しい文章を書く。 そしてまた、豊富な読書量に培われたボキャブラリーによって、彼は、持って生まれたそのユニークな感覚を、余すところなく自在に文章で表現することができ、なおかつその文章は、下手なコテコテ文系人間の独りよがりな詩や、三流詩人のありきたりな詩よりも数倍詩的でさえある。
やっぱ一般教養としての読書って大切だよなあ・・・そう思いながら、イリアスとかオデュッセイア借りてみるけど、それは私にとって今のアニメに慣れている子供に鉄人28号を見せるのと同じだ。 聖書もギリシャ神話も哲学史もイラスト入りのダイジェスト版。 世界史は子供向けの著書(あ、でも子供向けとはいえこのエルンスト・H・ゴンブリッチ著の「若い読者のための世界史」はたいへん名著なのでティーンエージャーのお子さんが身近にいらっしゃる方はぜひご一読することをお勧め下さいな)。 「白鯨」も「失われた時を求めて」も斜め読み。 指輪物語すら退屈で耐えられないんだから無理な話か。
話は香水に戻るけど、私の香水変遷史は高校生の時の資生堂のシトラスコロンに始まり、バブル期のシャネルNo.5トワレ、30代のBODYSHOPホワイトムスクを経て4年位前からカルバンクラインのCkbeを愛用中だ。 自分的にはホワイトムスクを使っていた時より幾分顔も心も中性化してきているので、このユニセックスなCkbeに無意識のうちにシフトしたんだと思う。
で、「世界香水ガイド」によるトゥリン氏のCkbe評はというと・・・
まばゆさは少ないものの、色褪せた記憶を呼び覚ますだけでなく、記憶そのもののような香りを求める人にはぴったりだ。
・・・なるほどね・・・なんか、ぴったりだ。
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