中国道から吹田JCで近畿道に乗り換え阪奈道の長い地下トンネルを抜けるとそこはもう奈良だった。 考えてみれば奈良は中学二年の秋の修学旅行以来だから・・・・なんと丸々30年ぶりだ・・・京都と違ってお寺とかの敷地が広―くとってあるのと、柱が真ん中あたりが膨らんでいるエンタシス形式だったり屋根の両端のシャチホコの原型みたいな飾り物のそのデザインのせいで、なんだか純和風な京都に比べるとオリエンタルな雰囲気が濃厚に漂う。 湿気の少ない微風が広い敷地内を吹き抜け、濃い青色の夏の空に觔斗雲のような雲がいくつも流れる。 あ~サイコー奈良。
暑さで鹿さんたちもダレ気味だ・・・
いくつかの細い路地を散歩しながら、夜には年に一度の春日大社の万燈会(まんとうえ、と読みます)見物。 境内に石灯籠と釣り灯籠の明かりが灯り、街中にろうそくの明かりが溢れていた。
2日目。 天理ICから阪南国道→関ICから伊勢道→伊勢神宮外宮と内宮。 日本人率が99%って感じで意外だった。 日本の神社の総本山っていっても地味だしわざわざ伊勢まで行かなくても平安神宮とか伏見稲荷見たら外国人的にはそれで満足なんだろうな・・・そっちの方がビジュアル的に派手だし。 門前通りは人でごった返していた。 ああいう門前通りとか美観地区とか古い町並み保存地区的なところに最近ありがちな店・・・・エスニック雑貨屋とその同じ経営者のバーまたはカフェ、パワーストーンとそれを使ったちょい和風寄りのアクセサリー屋、千代紙や草木染めや木製品のちょっと今風テイスト入った和風小物屋、造り酒屋の経営するレストラン、和風カフェ、かわった味のソフトクリーム屋。 なんだかあざとくて。
月宮と二見輿玉神社は神社マニアMIKA妹強力推薦のパワースポットだ。 伊勢に行かれたらついでにお参りすることをお勧めする。
再び伊勢ICから伊勢道に乗って京都へ向かうが亀山ITあたりで渋滞に巻き込まれ、新名神を通って京都に着いたのが夜9時。 遊ぶ気力もなく焼肉食べて爆睡。
3日目。 地下鉄移動でルーブル美術館展へ。 その後平安神宮とその庭を見たあと京都駅へ帰って昼ごはん&お土産購入。 帰りは9号線から豊岡を通って海岸線周りで8時間かけてちんたら寄り道しながら帰った。 鳥取にはMINISTOPないんだよね・・・昔からポテトとソフトクリームには定評あったけど、久々にどっちも食べた。 ももパフェ美味かった。
田舎は人口も少ないし村八分の伝統からか家も人も似たような雰囲気になってそれほど常識離れした物事に出会うことが少ないけど、ああいう、どっちかっていうと自由人というか要するに流れ者が集まって来る、昔っから人口多くて歴史のなが~い都市って、ただ道を歩いているだけで、新旧がぐにゃぐにゃと絡み合ってなんか混沌として妙ちきりんな摩訶不思議物体とたくさん出会える。 これなんかどうよ・・・堀の真ん中にあるただの石の寄せ集め赤い前掛け付き・・・プラスたまねぎ型の石。 解釈に困る。 お地蔵さんの形してたらまだわかるけど・・・。
またゆっくり行きたいなあ京都と奈良。 今度は更にもっと妙な物体に出会えるかもしれないし。 
PR